1月の二十四節気「小寒」の七十二候(旬の食材・動植物、開運のヒント)



二十四節気の期間は約15日で、小寒は1月6日から1月20日頃まで。
その期間を3等分して、初侯を「芹乃栄」、次候を「水泉動」、末候を「雉始雊」の短文で表現されている。以上の七十二候について解説します。

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小寒の初侯:芹乃栄

読み方は、「せりすなわちさかう」と読みます。

【期間】1月6日~1月10日頃

【由来】水辺にセリがたくさん生えてくる頃。セリは人日の節句の粥に入れる「春の七草」。

・この時期の兆し:「七草」

セリ、ナズナ、ゴギョウ、ハコベラ、ホトケノザ、スズナ、スズシロのことを「春の七草」という。七草には邪気払いの霊力があるとされ、人日の節句の1月7日には、これらをお粥にして食べることで無病息災を祈ります。

・この時期の果物:「蜜柑(みかん)」

一般的にミカンとよばれる「温州蜜柑」は日本が原産の果物で、ビタミンCと水分が多くふくまれている。冬の風邪予防にも定着してきている。皮をむいて天日干しして、ガーゼタオルに包んで口をしばり、お風呂に入れて香りを楽しむこともできる。

・この時期の鳥:「マヒワ」

群れで行動する習性が強く、寒い地域で過ごす。冬になると日本に渡ってきて冬鳥として各地に飛来する。雀より小さく体は鮮やかな黄色をしているため、冬の木々の中でもよく目立つ。

・この時期の魚:「鱈(タラ)」

寒い地方の海で獲れる淡白な白身が美味しい魚。丸々と太った体で「たらふく」の語源となった。味付けをしないお湯に、タラや魚介類、野菜、キノコを入れて、好みの味で食べる「ちり鍋」の主役となる。

・この時期の開運方法:地上の寒さをよそに、土の下では春に向けての準備をしています。十日戎(とおかえびす)の祭りが各地で行われるので、恵比寿様から商売繁盛・金運招福のご利益を授かるようにお参りしてみましょう。

小寒の次候:水泉動

読み方は、「しみずあたたかをふくむ」と読みます。

【期間】1月11日~1月15日頃

【由来】大気はまだまだ冷たいが、地中で凍っていた湧き水が解けて動き始める。

・この時期の兆し:「寒九の雨(かんくのあめ)」

小寒から9日目のことを「寒九(かんく)」、この日に降る雨のことを「寒九の雨」という。かつて、農家の人々にとって豊作の兆しと信じられており、この雨が降ると大いに喜ばれたといわれている。

・この時期の行事:「鏡開き」

1月11日になると、お正月に供えた鏡餅は鏡開きをします。鏡餅は日がたって硬くなっているので、木槌などでたたいて割り、おしるこにしていただくのが定番です。「割る」のは縁起が良くないので「開く」という言葉を使うようになったといわれている。

・この時期の料理:「お汁粉」

鏡開きで割った餅をお汁粉にして楽しみます。温かく甘い汁物で、身も心もほっこりします。関東では汁気のあるものを「お汁粉」、汁気が無く餡や栗をかけたものを「ぜんざい」と呼びます。

・この時期の野菜:「小松菜」

汁の具、漬物、おひたしなどにして食される小松菜は、江戸時代に将軍が現在の江戸川区・小松川を訪れた際、すまし汁に入っていた青菜を気に入り、地名にちなんで命名されました。若い葉をうぐいす葉と呼ぶこともある。

・この時期の開運方法:15日は小正月や女正月とも呼ばれ、大正月に忙しく働いてきた女性たちの休日とされてきました。小正月には小豆粥を食べる習慣があり、小豆の赤は魔除けの色として厄災を除くといわれている。

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小寒の末候:雉始雊

読み方は、「きじはじめてなく」と読みます。

【期間】1月16日~1月20日頃

【由来】キジの求愛の季節。オスは真っ赤な肉垂れを揺らしながら、必死に「ケーンケーン」と甲高い声を出してメスに求愛し鳴き始める。

・この時期の兆し:「雉の母衣打ち(きじのほろうち)」

母衣打ちとは、雉が翼を激しくはばたかせ、音を立てる行為のこと。人の頼み事をそっけなく拒絶する様を「けんもほろろ」といいますが、「けん」は雉の鳴き声、「ほろろ」は母衣打ちのことだそうです。

・この時期の魚:「鮟鱇(アンコウ)」

平たく大きな口、頭にアンテナのような突起をもち、ユニークな姿で知られる魚。食用にはヒレ、皮、エラ、肝臓、胃袋、卵巣、身、と捨てる所が無く「アンコウの七つ道具」と呼ばれる。とろりとした食感のあん肝は、アンコウ鍋として人気です。

・この時期の野菜:「水菜(みずな)」

京野菜のひとつで、シャキシャキとした食感と、鮮やかな色合いがサラダや鍋物などに人気の野菜です。肥料を使わず水と土だけで育てられたことから、水菜と名付けられた。京都や大阪で食べられる「はりはり鍋」に欠かせない野菜。

・この時期の行事:「小正月」

日本では古くから、元日から7日までを「大正月(おおしょうがつ)」、14日から16日までの3日間、もしくは15日を「小正月(こしょうがつ)」と呼んだ。この日には、柳の枝に紅白色の餅や飾りをつけて稲穂に見立てた「餅花(もちばな)」が飾られ、その年の豊作を願います。

・この時期の開運方法:日本の国鳥である雉は、オスとメスの仲睦まじい鳥。そんな雉にあやかって、夫婦愛や家族愛を確かめることが開運法のひとつです。




1月の二十四節気「大寒」の七十二候(旬の食材・動植物、開運のヒント) に続く


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