冠婚葬祭の基本マナー

お付き合いのマナー

最近は、冠婚葬祭の行事が簡略化される傾向がありますが、基本的なマナーを知っておくことは、大人として大切なことです。
今回は、結婚式、お葬式、出産のお祝い、子供のお祝い、長寿のお祝いにおける基本的なマナーについて解説します。

 

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結婚式のマナー

結婚式の案内が来てから、当日までの基本的なマナーについて。

結婚式に出席する際のマナー

結婚式に招待されたら、すぐに招待状を返送し、早めに衣装の準備をしておきましょう。

おめでたい日の遅刻は厳禁です。

交通事情などにより予定通りにいかないことを見込んで、早めの到着を心がけましょう。

遅くとも、30分前には会場に到着するようにしたいものです。

到着したらまず、手荷物をクロークに預け、化粧室で身だしなみを確認してから受付に向かいましょう。

結婚式の招待状が届いたら

招待状が届いたら、できれば2~3日以内に、遅くとも1週間以内には返事を出すようにしましょう。

期日ギリギリになると、席次決めなどの作業が進まず、迷惑をかけてしまいます。

また、すぐに返事をすることで、あなたのお祝いの気持ちも伝わります。

もし、都合がつかず、欠席する場合は、披露宴の前に着くように、ご祝儀やお祝いの品を贈り、当日は会場に祝電を打ちます。

お祝い品を贈るとしたら?

さりげなくお祝いの電話を入れて希望を聞いてみるのもいいですね。

「割れる」を連想させるのも良くないとされていますが、本人の希望なら構いません。

結婚式の1週間前までには届くように宅配便を手配しましょう。

お祝い品とご祝儀?

事前にお祝いを送っているのなら、ご祝儀は必要ありません。

受け付けでは、芳名帳に記帳した後、「お祝いは前もって渡しておりますので」と一言断ると良いでしょう。

直前に出席できなくなったら?

できるだけ早く連絡を取りましょう。

前日なら、新郎が新婦に電話をします。

当日なら、式場に連絡して主催者側に伝えて貰います。

後日あらためて、ご祝儀にお詫びの手紙を添えて送りましょう。

結婚式でお手伝いをする際のマナー

結婚式のお手伝いを頼まれると言う事は信頼されている証です。

返事を待たせることなく喜んで引き受けるのが吉ですね。

▼こちらの記事もどうぞ▼
結婚式の受付・スピーチ・司会などを頼まれた際のマナー

お葬式でのマナー

遺族への気遣いを第一に行動することがマナーです。

お葬式に出席する際のマナー

お通夜や葬儀・告別式で遺族と顔を合わせたら、小さめの声で、簡潔にお悔やみの言葉を述べます。

たとえ親しい間柄でも、弔問では控えめな態度を心がけましょう。

遺族を気遣う心を忘れず、感情的になりすぎず、長く話し込まないようにしましょう。

故人との対面は、こちらから申し出るのではなく、遺族から勧められたら、慎んでお受けするようにします。

「お別れをさせていただきます」と述べて、故人の前で一礼し、手を合わせて冥福を祈ります。

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お葬式のお手伝いをする際のマナー

親しい方や、隣近所の方の悲報を受けたら、「何か私にお手伝いできる事はありますか?」と申し出ましょう。

たとえ手伝いが必要ない場合でも、気遣いの言葉が、遺族の心を元気付けるはずです。

宴席係や台所係になる可能性がある場合は、あらかじめ地味な色のエプロンを持参します。

葬祭業者を頼む場合でも、お金を預かる受付や会計係は、親族や遺族の近しい友人にお願いするのが一般的です。

お祝い事でのマナー

大人になるといろいろなお祝い事に参加する機会が増えてきます。

先人たちがつくったおもてなしの文化を引き継いでいきたいものです。

出産のお祝い、七五三祝い、初節句祝い、入園・入学祝い、長寿のお祝い、結婚記念日、栄転・昇進、新築祝い、開店・開業祝い、定年退職、などなどのシーンに役立つマナーをご紹介します。

出産のお祝い

出産の報告を受けたら、メールや祝電、手紙などでお祝いのメッセージを伝えます。

出産後は、親族や親しい関係者でなければ、病院に行くのは控えましょう。

お祝いに行くのは、退院してお母さんの体が落ち着いてからにしましょう。

退院して3週間後位が一般的です。

▼こちらの記事もどうぞ▼
出産のお祝い品の選び方・お祝いの手紙文例・などのマナーについて

子供のお祝い

子供の成長の節目に行うお祝い事は、出産祝いとは異なり、基本的に親類やごく親しい友人などで行うものです。

日本に昔から伝わる行事である初節句、七五三などの際には、家族や祖父母が集まってお祝いをする家庭も多いようです。

お祝いをいただいた場合、「祝い膳」に招待するのがお返しの代わりになります。

▼こちらの記事もどうぞ▼
子供のお祝いを贈る際のマナーについて

長寿のお祝い

長生きのお祝いは、「賀寿」とも呼ばれます。

祝宴を開けば親類が集まる良い機会にもなりますね。

長寿のお祝いは、還暦から始まります。

その年のお正月や誕生日、敬老の日などに家族や親類が集まり、祝の席を設けることが多いようです。

しかしその日にこだわらなくても、みんなが集まれる時に日程を調整すると良いでしょう。

▼こちらの記事もどうぞ▼
長寿のお祝い(賀寿)のマナー

一般のお祝い

人生にときどき訪れる幸せな記念日や、新しい門出には、心を込めてお祝いしましょう。

結婚記念日のお祝い

結婚記念日は15年目までは毎年ありその後も5年ごとにあります。

通常結婚記念日は夫婦だけで祝います。節目となる1年目、25年目、50年目には、夫婦で記念旅行に出かけたり、家族や親類が集まって盛大にお祝いする人も多いようです。

栄転や昇進のお祝い

部署内や同期の仲間で祝うのが一般的です。

ただし移動や転勤であっても、栄転や昇進には当たらない場合もあるので、よく確認してからお祝いしましょう。

栄転なのかはっきりわからないときは、「お餞別」として送ります。

新築祝い

新築や新居のお披露目にも抜かれたら、前もってお祝いを送るか、当日持参しましょう。

お祝いの品は観葉植物やインテリア雑貨などが一般的ですが、希望を聞いて送るのも喜ばれます。

開店・開業祝い

開業のお知らせやオープニングパーティーの招待状をいただいたら、贈り物の準備をしましょう。

パーティーの前に送るか、当日持参します。

欠席する場合は、祝電や鼻を送りましょう。

定年退職

長い間務めてきたことに対する感謝とねぎらいの気持ちを込めて、職場や家族でお祝いしましょう。

退職後の生活を楽しむための、スポーツや旅行用品、カジュアルウェアなどがお勧めです。

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