長生きのお祝いは「賀寿」とも呼ばれます。
祝宴を開けば親類が集まる機会にもなりますね。
本人達に喜ばれるお祝いとは?
参考にしてみてください。
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誕生日や敬老の日などに家族で祝う
長寿のお祝いは、還暦から始まります。
その年のお正月や誕生日、
敬老の日などに家族や親類が集まり、
お祝いの席を設けることが多いようです。
しかし、その日にこだわらなくても、
みんなが集まれる時に日程を調整すると良いでしょう。
本人の体調次第では、
翌年に延期しても構いません。
宴席は自宅のほかに、
レストランの個室などを使うのも便利です。
それぞれの年にテーマカラーがあるので、
その色にちなんだ贈り物するのも1つのアイデアですね。
老人扱いせず節目のお祝いと捉えて
今の60歳はまだまだ現役なので、
老人扱いされるのを嫌う人もいるかもしれません。
本人の意向を聞いて、
70歳や77歳からお祝いを始めても良いでしょう。
長寿のお祝いと言うよりも、
普段集まれない親類が
顔合わせる機会にする
という考え方もあります。
還暦祝いでもらって嬉しいと思うものは?
還暦の時は
赤いちゃんちゃんこを送る風習がありましたが、
今はあまり喜ぶ人はいないようです。
元気なシニア世代には、旅行券や宿泊券が人気です。
1位:旅行券・宿泊券
2位:商品券
3位:レストランでの食事
4位:花束・植物
5位:お酒類
出典:レッツエンジョイ東京
(2014年5月)
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長寿祝い(賀寿)の種類
長寿祝いの名称と年齢の組み合わせ、
テーマカラー、由来については諸説ありますが、
代表的なものをご紹介します。
【還暦(かんれき)】
年齢(数え年):61歳
テーマカラー:赤
由来:60年で干支が一巡し、もとの暦に還(かえ)る、という意味から。赤いちゃんちゃんこや座布団を贈る風習がある。
【緑寿(ろくじゅ)】
年齢(数え年):66歳
テーマカラー:緑
由来:現役世代から高齢世代への節目となる年齢で、新たな社会活動の参画を促すため、日本百貨店協会が提唱している祝い。
【古希(こき)】
年齢(数え年):70歳
テーマカラー:紫
由来:中国の詩人、杜甫の詩「曲江」の一節、「人生七十古来希也(70年生きることは古くからまれである」に由来している。
【喜寿(きじゅ)】
年齢(数え年):77歳
テーマカラー:紫
由来:「喜」の草書体が七十七のように読めることから。「喜の字の祝い」ともいう
【傘寿(さんじゅ)】
年齢(数え年):80歳
テーマカラー:金茶
由来:「傘」の字の略字「仐」が八十のように読めることから。
【半寿(はんじゅ)】
年齢(数え年):81歳
テーマカラー:金茶
由来:「半」の字が、「八」「十」「一」に分けられることから。将棋盤のマス目(全部で81目)とかけて、「盤寿」とも呼ばれる。
【米寿(べいじゅ)】
年齢(数え年):88歳
テーマカラー:金茶
由来:「米」の字を、「八」「十」「八」に分けることができることから。
【卒寿(そつじゅ)】
年齢(数え年):90歳
テーマカラー:白
由来:「卒」の略字「卆」が、九十のように読めることから。
【白寿(はくじゅ)】
年齢(数え年):99歳
テーマカラー:白
由来:「百」の字から「一」を引くと、「白」になることから。
【百寿(ひゃくじゅ)】
年齢(数え年):100歳
テーマカラー:とくになし
由来:一世紀の「紀」にちなんで「紀寿」と呼ばれることも。そのほか、「百賀」「上寿」という別名もある。
【茶寿(ちゃじゅ)】
年齢(数え年):108歳
テーマカラー:とくになし
由来:「茶」の旧字が、「十」「十」「八十八」に分けることができ、全てを足すと108になることから。
【皇寿(こうじゅ)】
年齢(数え年):111歳
テーマカラー:とくになし
由来:「百」の字から「一」を引いた「白」は99、「王」は「十」と「二」に分けることができ、99と12を足して111となることから。
【大還暦(だいかんれき)】
年齢(数え年):120歳
テーマカラー:とくになし
由来:二度目の還暦を迎えたことから。
【珍寿(ちんじゅ)】
年齢(数え年):110歳以上
テーマカラー:とくになし
由来:とても珍しいほどの長寿だから。「椿寿(ちんじゅ)」と呼ばれることも。
まとめ
長寿のお祝いとは、親戚がこの機会に集まって顔を見せてくれること、それがなによりの贈り物なのですね。
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