友人との付き合い方にもマナーはあるの?

お付き合いのマナー

感じがいいなと思われる印象アップのヒントや、気心の知れた相手との関係で気をつけたいことなど、人生を豊かにしてくれる存在である「友達」と長く付き合っていくために、知っておくべきことについてご説明します。

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友人との付き合い方、こんな時どうする?

 

友達同士の会話での話題の選び方

その場に集まった友達同士が楽しく話せる話題については、その集まった目的を意識して選びましょう。
みんなが興味のあることなら、話が盛り上がるし話についてこれない仲間外れにもならないはずです。

もしも会話が弾まない時は、もしかして自分が自慢話をしているかもしれません。気をつけてください。

友達ともっと仲良くなりたいときには、相手の話の聞き役になるのが効果的です。
7 (聞く):3(話す)の割合を心がけて会話してみましょう。

また相手が話ししているときは、途中で遮らないようにします。
結論が言えないことが続くと、相手に不満が残るので、話終わってから口を挟みましょう。
その時のタイミングで一呼吸おいてから話し始めると、相手は自分の話が受け入れられたと感じて、次の話を聞きたくなるものです。
スムーズな会話とはこうして続いていくのです。

気の進まないランチや遊びの誘いの断り方

気が弱くて断ることが苦手な人も多いはずです。
誘いを断って気まずくならないコツを紹介します。

スムーズに断る事は結構難しいものです。
せっかく誘ってくれた相手の気持ちを考えながら、丁寧に断りましょう。

断る理由を正直に言えない時は「お金がない」を理由すれば、相手もそれ以上は詮索してこないはずです。
ただし、後で辻褄が合わなくならないように、言った事は必ず覚えておいてくださいね。

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友達からのランチや遊びの誘いを断る際のマナー

苦手な人との付き合い方

苦手な人には意識しすぎずに、普通に接するように心がけてみましょう。

自分が苦手だなと思う人は、必ず相手も同じように思っているものです。
それは言葉や態度に、自然によそよそしさが出て相手に伝わっているからです。
普通に接するように心がけ、他の人と同じように話しかけたり挨拶をしっかりするようにしましょう。
そのうちに「話してみると意外にいい人」と思えてきて、苦手な人でなくなることもあり得ます。

他に苦手だと思う理由は、周りの悪い噂などが原因のことも多いかもしれません。
それが本当なのかどうか、自分で確認してから判断してみることも大切です。

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友達付き合いのマナー・苦手な人と上手に付き合う方法

初対面の人との会話のマナー

何回やっても緊張する自己紹介は、ちょっとしたことでうまく弾きます。

自己紹介は相手に自分を知ってもらえるように、印象に残りやすいこと、その後の会話で話題にしやすいことなどをピックアップします。
話題にしやすい自己紹介の例として、名前だけではなく、出身地や今住んでいるところ、趣味や得意なことなどを具体的に言うのがポイントです。

またその集まりの目的を考えて、関連したことを言うと盛り上がります。
例えば料理の会なら
「トマトが大好きです。イタリアンをよく作ります」
と付け加えると、
「得意料理はなんですか?」
と質問されたりして会話が弾んでいきます。

友人からの借金や宗教の誘いにシコリの残らない断り方

借金の依頼、宗教の勧誘、商品の購入など、友人からアプローチがあって断りたいときの参考にしてください。

相手との関係を断っても良いのであればはっきりと断れるから簡単です。
しかし、断ると言う行為はその事柄だけではなく、相手の人格を否定するような印象も与えます。その結果気まずくなるので良い方には気を配りたいものです。
角の立たない断り方として、誰かのせいにしてやんわりと断るのも1つの方法です。
「夫に断るように言われているの」
と自分の判断外にすると伝わり方が少し丸くなります。
独身の場合は
「父が厳しくて、難しいのよ」
と両親を登場させます。

断りにくいからといって曖昧な答え方をするとその場はやり過ごせたとしても、また誘われることになります。
口調は柔らかくても、あくまでも断る姿勢で、「できない」ことを伝えます。

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友人から借金や宗教の誘いなどを断るときに気を付けたいこと

スマートな会計の仕方

友人と飲食をして会計の時にスマートな対応は、大人として身に付けておきたいマナーです。

友達同士なら割り勘が多いはずなのでテーブルで精算して、まとめてレジに持っていきましょう。割り切れない端数は、たくさん食べた人や年上の人が払うとスムーズです。

もしご馳走してもらえそうな時にも、「私も払います」といったんは財布を出しましょう。
相手が「いいわよ。ご馳走するわ」と言ったら、「どうもありがとうございます。ごちそうさまです」と返して、気持ちよくご馳走になります。

こちらがご馳走するときには、「〇〇日は、この間のお礼にご馳走するわ」と、あらかじめ伝えておきましょう。
ただし、ご馳走すると伝えると、相手が遠慮して注文を控えたり、安いものを注文すると言う場合もあります。
そんなときには「好きなものを食べてね。私はこれを注文するわ」と、一声かけて自分から進んで注文するようにします。

なお、これは同年代や年下の場合で、年上の人のときには最初に言わずに、最後に「今日は私に払わせて下さい」と伝票を取るのがスマートなやり方です。

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同窓会に出席する時のマナー

同窓会では昔からの知り合いとは言え、久しぶりに会う人も多いのでマナーは大切ですよ。

服装に関しては、おしゃれは頑張りすぎず上品さを演出すると良いでしょう。
ワンピースにジャケットを合わせたり、シャツにアクセサリーをつけるなど、いつもより少し華やかで上品に見える程度の服装がオススメです。

話題は学生時代のことが盛り上がります。
でも、自分が聞かれたくない事は相手にも聞かないようにしましょう

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同窓会に出席する時のマナー

こみ入った話題になった時の対応の仕方

友人に相談したり相談されたりする場合、悪い噂などを聞いたときなどいいにくいことを伝えるとき、喧嘩して素直に謝罪したい場合などについてうまくいく解決の仕方を解説します。

相談したり相談されたりするとき気をつけたいこと

相談したりされたり、どちらの立場にもなり得るので、両方とも覚えていて損はないでしょう。

【相談する場合】

まずは相手に「相談があるんだけど、時間とってもらえる?」とお願いします。
そして本題に入る前に、「話を聞いてくれるだけでいいの」「迷っているので意見を聞かせてください」など、相手に求めていることを伝えましょう。
最後は「気持ちが楽になったわ。ありがとう」とお礼を一言添えます。
できれば後日、結果報告をして安心してもらいましょう。

【相談される場合】

相談してくる多くの人は、既に自分の中に答えを持っているものです。
「意見を聞きたい」とお願いされない限りは、とにかくよく話を聞いてあげることがポイントです。
自分の考えは言わずに、相槌を打ったりして真剣に聞いていることを表現するとよいですね。
一段落したら、「〇〇さんはどうしたいの?」と、相談者自身の考えを導き出すような質問をしてあげます。
最後は、「またいつでも話は聞くよ」と言ってあげると良いですね。

友人に言いにくいことをあえて伝えるコツ

いいにくいことを伝えられるのは、仲の良い友達だからこそです。

信頼できる間柄なら前向きなアドバイスをしましょう。
また意見が違う時は反対意見を言うのではなく「こういう考え方もあるよ」と自分の意見を追加して言うようにしましょう。
相手にとっても自分とは違う考えに触れられて新たな気づきになるはずです。
友達同士だからこそ、お互いの考え方の違いを認めああれば、さらに関係が深まるきっかけになります。

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友達に言いにくいことを伝えるコツ

自分の気持ちを素直に伝える謝り方とは

謝るときには素直に、なるべく早くがポイントです。

謝る前に、まず相手とどんな関係になりたいかを考えます。
仲直りをしたいのなら「本当にごめんなさい」と真摯に謝ります。
自分だけが悪いのではないので、素直に謝れない時は、内容ではなくて熱くなって激しい言葉を使ったことに対して謝罪します。

実は相手も同じように仲直りのタイミングを探しているものです。

内容と同じように重要なのが謝るタイミングです。
謝るなら、できるだけ早いほうがいいです。
気まずくて、先送りにしていると、ますますあやまりにくくなるものです。

友人を自宅に招待したり訪問したりする時のマナー

家に友達を呼んだり、自分が友達の家を訪問する際のマナーについて説明しますね。より良い関係を築くために。

自宅に友人を呼ぶ場合

家に友達を呼ぶときは、相手が「これは何の会?」と迷わないように、日時、会の目的、参加人数などをあらかじめ伝えておきます。
主役は誰なのか、持ち寄りパーティーなのか、手土産が必要か、どんな人が何人参加するのかなどホストが情報を発信してください。

当日は、ホストが頻繁に席を立ったり座ったりするとゲストの方はなかなか落ち着きません。
なるべくみんなと一緒に過ごせるように、事前に準備しておきましょう。
ゲストに気を使わせないのもホストの役割です。

手土産を受け取った場合、「ありがとうございます。開けてもいいですか?」と聞いてからその場で開けます。
一旦下げて、お菓子なら「美味しそうだから、みんなでいただきましょう」と提案してみましょう。
その際お茶と一緒に「おもたせですが、…」と言って出します。
おもたせとは、手土産をもらった人が、丁寧に言うときに使う言葉です。

お開きのタイミングについては本来はゲストの方から提案するのがスムーズです。
でもなかなかそうならない時は「長々と引き止めてごめんなさい。そろそろお開きにしましょうか」とホストから提案してみても失礼にはなりません。

友人宅に訪問する場合

招待してくれた相手の気持ちに感謝して、気持ちよく楽しみましょう。

訪問の時は時間ぴったりか5分ほど遅れて訪問するのがいいです。

手土産の定番はお菓子ですが、切ったりサラに盛ったりする必要のない個別包装のものがお勧めです。
個数はホストの家族の分も考えて、人数より2〜3個余分に用意してください。

手土産を渡すときに、昔は謙遜して「つまらないものですが」と言って渡したものですが、今は逆に失礼とされています。
「私も大好きな人気のお菓子です。食べていきたいと思って持ってきました」と選んだ理由を伝えて会話のきっかけにしましょう。
す手土産を渡す際は、紙袋や風呂敷から出し、相手の正面になるように箱を向けて両手で差し出すのがマナーです。

帰るタイミングはホストからはなかなか言い出しにくいので、お茶のおかわりを3〜4杯飲んで、2〜3時間経った頃。
自然に会話も途切れたタイミングを見計らって「そろそろ・・・」と切り出します。

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