保育園・幼稚園から小学校までの子育てにおける付き合いマナー

お付き合いのマナー

子供ができると、学校や地域、ママ友との新しい人間関係が広がります。
と同時に対人的なトラブルや悩みが増えていくことでしょう。
先生やママ友と協力し合い、信頼関係を築いていくことにより子育てが楽しくなり、子供も安心して暮らせるようになります。
今回は、幼稚園・保育園・小学校でのやりとりや、ママ友づきあいの悩みシーン別の対応方法についてご説明します。

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子供がおこすトラブル

 

子供同士のお付き合いの見守り、イジメ問題、友達にケガをさせてしまった場合の親の対応方法を解説します。

子供の友達づきあいはゆるく見守る

小学校に入ると、子供同士で遊びの約束をしてくることもあるでしょう。
少なくとも低学年のうちはできるだけ親が近くにいて見守る方が良いでしょう。

友達の家に遊びに行くときは、友達の名前と家の場所を聞いて帰る時間を約束させます。
逆に友達が遊びに来た時は、「おうちのひとに言ってきた?」と確認をして、もし言ってこなかったら電話をさせます。
そして最初に、「今日は4時までね」など帰る時間を決めておきましょう。

よく遊ぶお友達には、一度帰りに送っていくついでに、もしくは自分の子供を迎えに行くついでに、おうちの方に挨拶しておきたいものです。
この時にお母さんと連絡先を交換しておくと安心ですね。

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子供の友達付き合いのマナー 

イジメなどお友達とのトラブルの対処法

「このキズ、もしかしてイジメによるもの?」と思うと、カーッとなってあたふたしてしまうものです、親っていうものは。
これが本当にイジメなのかどうか見極めることは大事です。

やったりやられたりのケンカなら、いちいち親が出ていく必要はありませんが、いつも一方的にケガをさせられたり、ものが無くなったり、元気がなくなった、などがあったら、イジメを疑い親が一歩踏み込んで対処する必要があります。

子供にどのような状況なのか詳しく聞いてみて、これはやはりイジメられていると判断したら、それとも子供が詳しいことを話したがらないような場合は、まずは担任の先生に相談してください。

この時に気を付けたいのは、頭に血がのぼっているかもしれませんが、子供から聞いた話や親の推測を一方的に断言してはいけません。
先生に、「相手のお子さんや、周りのお子さんにも聞いていただけないでしょうか?」と、いったん先生に今後の対応をゆだねましょう。

大人だけで解決しようとして、相手の親に連絡を取って抗議したり、直接相手の子供に「どうしてうちの子をいじめるの?」などと詰問するのは、かえって話をこじらせるだけでよくありません。
もし本当にいじめだったら、さらにエスカレートするかもしれませんよ。

子供には「何かあったら話してね。おかあさんはいつもあなたの味方よ」と伝えておきます。

子供のつらい気持ちに寄り添いながら、乗り越えられるように見守ってあげることが大切です。

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小学生の子供同士のトラブルの親としての対処法

お友達にケガをさせてしまった場合のお詫び

お友達に怪我をさせてしまった場合、1番大事なのは、相手の親の気持ちになって誠意を持って謝ることです。

まずは直接連絡してお詫びに伺いましょう。

電話で様子を聞いた上で、菓子折などを持って直接相手宅へお詫びに伺います。
この時子供や夫と一緒に行くのも良い方法です。

その後に自分の子供の方にも何か言い分があるかもしれません。
起きてしまったことを責めるより「こうしたらよかったね」「次からは、気をつけよう」と、今後につながるような話ができるといいですね。

もし相手の怒りが収まらないなど、もめるようなら、担任の先生に間に入ってもらい話し合いをした方が良いでしょう。

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小学生の子供がお友達にケガをさせた時の対処法

親どうしのお付き合いのマナー

 

小さい子供と外出する時、ママ友とのお付き合い、子供のパーティーを催すさいのマナーについてご説明します。

子供と一緒にお呼ばれ訪問した時のマナー

子供を連れて知人のお宅を訪問する際にもマナーがあります、知っていましたか?。

訪問の前には、小さい子供が一緒でも良いかどうか、聞くのを忘れないように。

子供のおやつや飲み物は持参しますが、もし子供にアレルギーがある場合なら、一応伝えておくと安心です。

大人だけで会話をしていると、子供が退屈してぐずり始めるかもしれません。
機嫌が悪くなったときのために、好きな玩具やおやつを持参しておきましょう。

とは言え子供はほったらかしで、大人だけで長い間おしゃべりに夢中になってしまうのはほどほどに。

あまり長居しすぎないで、子供が疲れる前に、早めにおいとましましょう。

使用済みのオムツは、相手から「どうぞ捨てていって」と言われない限り、持ち帰るつもりで袋などを用意しておきましょう。

子供がトイレをお借りした場合は、汚していないから帰る前にチェックしておきます。

帰り際には子供にも「お邪魔しました」と挨拶をさせるのも忘れずに。

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子連れで知人宅にお呼ばれした時のマナー

ママ友とのお付き合いマナー

たいていのママ友は期間限定のお付き合いです。

良い距離感を保っていくことですね。

子供が保育園や幼稚園に通うようになると、ママ同士で顔見知りになることが増えます。

同じ年頃の子供を育てていると、分かり合えることが多いですし、園の情報交換したり、グチを言い合って子育てのストレスを解消でできるママ友はありがたい存在です。

気があいそうだなと思う人がいたら、勇気を出して声をかけてみてはいかがでしょうか。

もう1歩踏み込んで仲良くなりたいと思ったら、「いろいろ教えてもらいたいからメールアドレスを交換しない?」と提案してみましょう。

でも、ママ友と言うのは学生時代や職場での自分の友達とは違い、様々な価値観を持った人がいます。

ときには付き合い方に迷う場面もあるかもしれません。

そんな時、子供のために我慢して付き合う事はないですよ。

親同士の関係は子供同士の関係には影響しませんから、安心して。

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ママ友とのお付き合いマナー

子供と一緒にお出かけする時のマナー

子供連れて外出して電車に乗ったり、お店に入るときには気をつけておくことがあります。

小さい子供を連れてお出かけするときは周りに迷惑をかけていないか、ものを壊したりしないかなど、ハラハラすることも多いですよね。

「せっかく出かけたのに全然楽しめなかった」とならないよう、人の多い場所や、騒いではいけない場所、壊れやすいものが置いてあるような場所は、子供が小さいうちは避けた方が良いですね。

電車に乗る場合は、通勤ラッシュの時間帯は避けて、混んでいる特急よりも、空いている各駅停車等を選びます。
周りに気を遣ってもらったり、席を譲ってもらうことを当たり前と考えず、感謝の気持ちを持って行動してくださいね。

周りの人は、少し位のことで目くじらを立てず、おおらかな気持ちで見守りたいものです。

子供に優しい社会は、大人にとっても生活しやすい社会でもあるはずですから。

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小さな子供を連れてお出かけする時のマナー

子供だけのパーティーをする時のマナー

子供のお友達を家に呼んだり、呼ばれたり…はじめての時はちょっと戸惑いますよね。

子供が、お友達を呼んで誕生パーティーをしたいと言っている。
友達の家のパーティーに呼ばれたけど、どうすればいい?
子供が成長するにつれてこのような悩みも生まれてきます。

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やり方や呼ぶ人数は無理をせず、「家でできる範囲」で良いのです。
もし子供にとって大事なことであるなら、一緒に考えてサポートしてあげてください。

その際、子供を喜ばせたいあまりに、力が入りすぎるのも良くありません。

友達と足並みをそろえるのが大切なことです。

自分の家でパーティーを開くときは、他の家のパーティーに呼ばれたことがある人に、どんな風だったか様子を聞いてみましょう。

プレゼント選びも、周りのお母さんに聞いて参考にする方が良いです。

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子供同士のパーティーを開くときのマナー

幼稚園・保育園から小学校にいたるお付き合いマナー

 

子供の習い事マナー、学校に連絡する際のマナー、小学校の担任の先生に不信感を抱いたときどうすればよいか、面談のマナー、PTA活動の悩み、学校行事に参加する際のマナーについてご説明します。

習い事や発表会で気を付けたいマナー

発表会にお友達を呼ぶ時や、習い事の先生とのお付き合い、どうしてますか?

発表会は子供の晴れ姿をいろんな方に見てもらえる良い機会ですね。
「たくさんのお友達に見て欲しい」と言う気持ちはわかりますが友達を呼ぶと言う事は、保護者にも付き添って来てくださいと言うことです。
相手の負担にならないよう、興味のありそうな人から誘ってみましょう。

その際お花や差し入れについては、教室によってルールがあることもあります。

もし不要ならその旨あらかじめ伝えておきましょう。

発表会が終わった後は、見に来てくれたお礼をするのも忘れないでください。

当日、お礼の品を用意しておくと良いでしょう。

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子供の習い事や発表会などのお付き合いのマナー

幼稚園・保育園・小学校へ連絡する時のマナー

子供が幼稚園、保育園、小学校を欠席や遅刻する場合の連絡方法は、園や学校によって決まりがあります。

いざと言う時に慌てないように事前によく確認しておきましょう。

小学校では、連絡帳を友達に預けて連絡するのが一般的なようです。
もし預けられなかった場合は、電話を入れます。

電話で連絡する場合の時間帯は、先生が登園登校してから始業時間までの間にします。

遅刻の場合、何時ごろになりそうか目安を伝えておきます。
小学校までは遅刻する子供の登校には親が付き添うのが原則です。

欠席や遅刻以外にも、何か担任の先生に連絡したいことがある場合は、学校の代表電話にかけて取り次いでもらうのが一般的です。
もし担任の先生の携帯番号やメールアドレスを知っていても、休日などに緊急の用があるとき以外はかけないようにしましょう。

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園や学校へ連絡を入れなければいけない時のマナー

小学校の担任の先生と合わない時どうすればいいのでしょうか?

指導方法に不満がある、子供に辛く当たられるなどなどそんなことがあったときの対処法について。

子供の学年が上がってくると気になってくるのが担任の先生の評判ですね。
でもあまり先入観を持つものは良くありません。
噂で判断せず、子供の様子を見守りましょう。
とは言え、様々な先生がいるのも事実です。
性格的に子供と相性が悪いこともあるでしょう。
以前の先生と比較したり、完璧を求めすぎないことも大切ですよ。

もしも自分の子供が不当な扱いを受けてしまったような場合は、親としてカーッと頭にくることもあるでしょう。

しかしすぐに抗議するのではなく、1日置いてクールダウンしてみるほうが良いですよ。

その結果どうしても先生のやり方に問題があると感じたら、個人面談を申し込んで、相談と言う形で話をしてみましょう。

先生に話をするときには、
「子供からこんな風に聞いていますが、どうなのでしょう」
と聞く姿勢で話をはこんでください。
親の意見を一方的に押し付けないことが大切です。
もし期待したような返事がもらえなくても、
「自分の気持ちは伝えたのだから」と割り切ることも大事ですよ。

よほどのことでない限り、いつまでも根に持っていたり、子供の前で先生の悪口を言ったりするのはやめるべきです。

それでもまだ担任の先生と意見が合わず、問題解決に結びつかない場合は、さらに対策が必要となります。

学校で起こる問題は、全員に関することなら、クラス委員の方から先生に連絡してもらい、保護者会の議題にしてもらいます。

いじめや学級崩壊、体罰など、すぐに対応が必要な場合は、緊急保護者会を開いてもらうよう提案することです。

子供の個人的な問題で担任の先生に面談を申し込んで話し合っても解決しないこともあります。

学校全体で対応してほしい問題については、校長先生に相談する必要もあります。

先生や学校のやり方に不満があっても、クレームをつけるのではなく「一緒に考えて欲しい」と言う姿勢で臨むことが大切です。

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学校の先生と合わないときの対処法とマナーについて

子供のことで学校に相談する時のマナー

家庭訪問や個人面談のマナー

家庭訪問も個人面談もどちらも時間が限られている面談です。
優先順位を考えて話しましょう。

家庭訪問は、大体5月ごろに行われることが多いので、先生はまだ子供の性格などを十分に理解していないかもしれません。
先生とお知り合いになる良い機会だと捉えておいてください。

個人面談は、学年の後半に行われることが多いので、指導方針や子供の様子についてもう少し深い話ができるはずです。

どちらの面談も、くだけすぎないきちんとした服装で、忙しい先生に迷惑をかけないよう、時間厳守を心がけましょう。

家庭訪問も個人面談も、どちらも一般的には1人につき15分から20分の短い時間しか与えられません。
喋りすぎると、次の人に迷惑をかけることにもなります。
子供のことで知っておいてほしいこと、心配していることなどを、簡潔に伝えて下さい。
「先生に言って言って聞いておきたい」こと、
「もし時間があれば相談したい」ことを、区別してメモしておくとスムーズにいくはずです。

長くなりそうな相談事はまた日を改めて時間をもらうようにしましょう。

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小学校の子供をもつお母さんへ家庭訪問・個人面談のマナー 

PTAの役員決めや保護者会に出席する時のマナー

PTA活動は嫌がる人は多いですけども得るものも大きいので、学校のことをよく知るチャンスととらえ、一度くらいは協力しておきたいですね。

PTAの役員決めを、立候補や推薦に頼っていたのは昔のことで、今ではくじ引きやノルマ制を採用している学校が増えているそうです。

「どうせやるなら楽しくやりたい」と言う人は、気心の知れたママ友を誘って、自分でもできそうな係に立候補してみてはいかがでしょうか。
くじ引きで難しい役割に当たってしまうより、いいかもしれませんよ。

保護者会は子供の友達のお母さんお父さんとつながりを持つ良い機会です。
先生と話ができる貴重な機会でもあります。
みんなの前で質問したり、議題にするのなら、自分の子供の事だけではなく、他のお子さんにも関係のある話題を取り上げるのがマナーでしょうね。

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小学校のPTAの役員決めで困ったら

小学校の保護者会に出席する時の注意点・マナー

参観日や運動会でのマナー

授業参観や運動会や学芸会などは子供の様子が見られる貴重な機会です。
でも主役は子供であることを忘れないようにしてください。

小学校の授業参観では日頃見ることができない子供の学校での姿を見られる唯一の機会です。
見ていて色々と手出し口出ししたくなることがあるかもしれませんが、あくまでも見学者であると言う姿勢を忘れずに、授業の邪魔をしないことを肝に銘じておきましょう。

是非、気をつけておきたいのが携帯やスマホの音です。
マナーモードの音でも、静かな教室では響くことがあるので授業中は電源はオフにしましょう。
写真を撮ったり、他の保護者との私語も厳禁です。

運動会や学芸会も保護者にとっては楽しみな行事です。
子供の晴れ舞台は写真やビデオに残したいと思うのが親心ですが、夢中になりすぎて、他の保護者の方の応援の邪魔にならないように気をつけましょう。

我が子の出番が終わったら場所を譲るのも大切なマナーです。

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