11月の二十四節気「小雪」の七十二候(旬の食材・動植物、開運のヒント)



二十四節気の期間は約15日で、小雪は11月22日から12月6日頃まで。
その期間を3等分して、初侯を「虹蔵不見」、次候を「朔風払葉」、末候を「橘始黄」の短文で表現されている。以上の七十二候について解説します。

スポンサーリンク

小雪の初侯:虹蔵不見

読み方は、「にじかくれてみえず」と読みます。

【期間】11月22日~11月26日頃

【由来】日差しが弱くなり、空気が乾燥するこの時季は、虹を見かけることもめっきり少なくなる。

・この時期の兆し:「冬茜(ふゆあかね)」

冬の夕焼けのことを冬茜という。茜色は「古事記」「万葉集」にもその名をみることができる日本の伝統色で、やや黄色みを帯びた暗い赤色のことを指す。冴え冴えとした冬空の端が、燃えるように赤く染まります。

・この時期の料理:「イトヨリの塩焼」

薄い赤色の体に黄と白のラインが走るきれいな魚。尾びれから伸びた部分が、金糸がよれているように見えることから「イトヨリ」と呼ばれる。上品な味わいの白身魚で、塩焼きは美味。

・この時期の魚:「アカムツ」

体の鮮やかな赤色が特徴で「日本海の赤い宝石」と称される高級魚。一年中脂がのっているが、晩秋から冬の時期が特に味がしっかりして美味しくなる。のどが黒色なため「ノドグロ」と呼ばれている。

・この時期の行事:「新嘗祭(にいなめさい)」

農作物の収穫を祝う宮中行事のひとつ。新嘗祭は、飛鳥時代から行われており、天照大神をはじめとしたすべての神々に初穂をお供えし、天皇陛下自らも初穂を召し上がります。現在では、「勤労感謝の日」として、国民の祝日になっている。

・この時期の開運方法:11月23日は勤労感謝の日ですが、昔から重要な日で五穀豊穣に感謝を捧げる新嘗祭(にいなめさい)が行われていました。食べ物ひとつひとつに感謝して「いただきます」「ごちそうさまです」を心から言いましょう。

小雪の次候:朔風払葉

読み方は、「きたかぜこのはをはらう」と読みます。

【期間】11月27日~12月1日頃

【由来】北風が強く吹き始め、赤や黄色に染まった木の葉を吹き飛ばす頃。

・この時期の兆し:「木枯らし」

晩秋から初冬にかけて吹く、冷たい北寄りの風をいう。気象庁では10月半ばから11月末日の間に、初めて吹く、秒速8メートル以上の北または西寄りの風を「木枯らし1号」と定義している。

・この時期の鳥:「カワセミ」

鮮やかな緑青色の背と、赤褐色の腹がうつくしく、長いくちばしが特徴の小鳥。水辺に生息して水中に飛び込んで魚などのエサをとる。漢字で翡翠(ひすい)と書くこともあり、宝石の翡翠は、この鳥の羽の色が由来とされている。

・この時期の野菜:「慈姑(クワイ)」

栽培の歴史は古く、平安初期に中国から伝わったとされている。芽が出ている形から「めでたい」という意味で、縁起物としておせち料理にも使われる。京の伝統野菜として認定されている。

・この時期の魚介:「伊勢海老」

燃えるような赤色と美しいい姿が豪華で、祝い膳に多く使われる。10月から4月にかけて伊勢湾で多く獲れ、冬の波が荒れる時期に一番おいしくなるといわれている。

・この時期の開運方法:北風は陰陽五行では「水の気」を表します。暖かい火の気を取り入れるために暖色系の服装で寒さを和らげましょう。また、暖色系には意欲が湧き出て、仕事運を上昇させる効果もあります。

スポンサーリンク

小雪の末候:橘始黄

読み方は、「たちばなはじめてきばむ」と読みます。

【期間】12月2日~12月6日頃

【由来】冬の味覚である橘(ミカン)の実が、熟して黄色く色づいてくる頃。

・この時期の兆し:「橘(たちばな)」

ミカン科の常緑小高木で、古くから日本に自生していた柑橘類です。枝にはトゲがあり、青々とした小さな葉をつけます。常緑であることから「永遠」にたとえられ、不老不死の実とされてきた。実や葉を図案化した家紋は十大紋のひとつ。

・この時期の植物:「椿(つばき)」

冬から初春にかけて咲く「寒椿」は、寒々しい冬景色の中で大きく艶やかな花を咲かせる。園芸品種としても多く栽培されていて、その数は二千種類以上とも言われている。実を絞ってできる椿油は、食用油としてだけではなく、頭髪油や軟膏としても使われている。

・この時期の魚:「金目鯛(キンメダイ)」

じつは、マダイなどのタイとは違う種類です。全身がタイのように赤く、目が金色で大きいことから金目鯛と呼ばれる。昼間は海底の岩礁にいて、夜間は海面近くまで上がってくる。冬は神奈川県の相模湾から茨城県の海域にかけて多く獲れる。

・この時期の行事:「お歳暮」

年の暮れにお世話になった人に渡す贈り物のことをいう。死者の霊をまつる御霊祭りに子孫が食べ物を持ち寄ったのが起源とされている。贈答は、目下の者から目上の者に贈り、目上の者はそれにお返しをするというのがマナーとされる。

・この時期の開運方法:橘は葉が枯れることのない常緑樹で「日本書紀」ではその実が「不老不死の実」として登場します。柑橘類の総称でもあり、レモン・ミカンなどを食べて不老不死を願い健康運を上げましょう。




12月の二十四節気「大雪」の七十二候(旬の食材・動植物、開運のヒント) に続く


スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする