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神田明神はなんの神様?
神田明神は、関東地方の開拓に尽力した家康公や平将門公にゆかりのある神社として知られ、現在も108町会の氏子を見守っている江戸総鎮守の神様です。
また神田明神は、三人の神様がご祭神となっています。
一之宮は大己貴命(オオムナチノミコト)、二之宮は少彦名命(スクナヒコナノミコト)、そして三之宮が平将門命です。
大己貴命は出雲大社の大国主命の若い時の名前であり、大黒様でもあって縁結びの福の神です。
少彦名命は大国主の国造りを助けた神様であり、恵比寿様でもあって商売繁盛と知恵や健康の神様。
平将門命は関東の地を守る土地神様となり、武士の始祖として勝負や厄よけの神様ともなっています。
江戸幕府を開いた家康公は、風水の知識を活かして江戸の町づくりを進めていきました。
<北守護>日光東照宮<東北守護>上野寛永寺・神田明神<南守護>増上寺<西南守護>日枝神社。表鬼門に神田明神、裏鬼門には日枝神社がありますね。
2社のご縁が深いのもわかる気がします。
神田明神のパワースポット
御社殿
昭和9年に再建された御社殿は、木造建築の姿をとどめながらも当時としては画期的な鉄骨鉄筋コンクリートという、最新の建築技術が使われました。
東京大空襲に耐えた御社殿と聞いただけでパワーがありますよね。
朱塗りの随神門をくぐると正面に見えてきます。
江戸神社
ご祭神:スサノオ命
神田明神より古い江戸最古の地主神です。
必ずご参拝を。
ここはスサノオ命の三天王が並んでいます。
一之宮:江戸神社、二之宮:大伝馬町 八雲神社、三之宮:小舟町 八雲神社、です。
魚河岸 水神社
ご祭神:弥都波能売命 (みつはのめのみこと)
築地魚河岸の守護神、水の神です。
神田明神のご祭神とご利益
神田明神にお祀りされているのは、一之宮・大己貴命(オオナムチノミコト、だいこく様)、二之宮・少彦名命(スクナヒコナノミコト、えびす様)、三之宮・平将門命(タイラノマサカドノミコト、まさかど様)の三柱です。
ご利益は「縁結び・商売繁昌・除災厄除け・勝負ごと」
一之宮:大己貴命 (おおなむちのみこと、だいこく様)
最初に日本を統一した神として知られる大己貴命(おほなむち)は、島根県にある出雲大社のご祭神でもあります。
大穴牟遅神、大穴持命(おおあなもち)、大己貴命、八千矛神(やちほこ) ほか多数の別名を持った神様です。
お祭りの時は一の宮鳳輦にお乗りになるご祭神です。
縁結び・協調・国作りの神である「だいこく様」の像は高さ6.6m、重さ約30トンと石造りとしては日本一を誇ります。
随神門をくぐった左手、手水舎のそばにいらっしゃいますよ。
二之宮:少彦名命 (すくなびこなのみこと、えびす神)
伝承によると海のはるか向こうから小さな木の舟に乗ってお越しになったそうです。
だいこく様とともに日本をお作りになった神様です。
お祭りの時は二の宮神輿にお乗りになるご祭神です。商売繁盛・健康運アップ・開運招福にご利益があります。
手水舎の近く、だいこく様のお向いにいらっしゃいますよ。
三之宮:平将門命(たいらのまさかどのみこと)
平将門命は「関東の祟り神」として有名ですが、江戸の守り神、関東を平定した勝負の神として人気が高く、崇敬者には強力なご加護をもたらす神様です。
将門公は、死後、東国においては英雄として祀り上げられましたが、明治時代になると天皇に反抗した「逆賊」のように評する風潮も一部見受けられるようになってしまった為、便宜上三之宮扱いとなっておりますが、平将門命が実質主祭神ともいえます。
平将門命は、除災厄除、勝負の神としてのご利益があるとされています。
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神田明神と平将門首塚
平将門は平安時代中期に実在した関東の豪族で、京都の朝廷に対抗して新皇を名乗り、東国の独立を標榜し平将門の乱(承平天慶の乱)によって討伐されました。
京の都でさらされた将門の首は3日目の夜に空に舞い上がり、関東を目指して飛んで行き、落ちたところが千代田区大手町にある平将門首塚(将門塚)だと言われています。(首は数カ所に分かれて落ち、首塚も大手町の他に数カ所あります)
また他の伝承では、将門の首は京の都から持ち去られて神田明神の近くに葬られ、神田明神の主祭神に加えられたとされています。ちなみに神田明神は江戸時代に現在地に遷座されました。
いずれにしろ平将門は、関東・東京の土地を守りその土地に不敬を為す者に祟りをなす土地神様になりました。
平将門首塚は今でも畏れ崇敬され、神田明神は江戸を守る「江戸総鎮守」として親しまれています。
平将門首塚
平将門首塚は大手町のビル街のなかに、ひっそりと静かにあります。
関東大震災のあとに大蔵省の仮庁舎をここに建てようとして塚が壊されようとすると、関係者が次々に病気になり死者も出た。
第二次大戦後にGHQの駐車場をここに建設しようとして事故が起こり中止となった。そういった比較的新しい祟りの伝説がこの首塚には今も生きています。
勇気や決断力が授かり、勝負運が増すパワースポットであるとも言われていますが、何よりも崇敬の気持ちをもって、この地を守るエネルギーに触れるために素直な心持ちで訪れるのが良いと思われます。
神田明神と成田山新勝寺の関係
神田明神を崇敬する者は、「成田山新勝寺」を参拝してはいけないというタブーがあるのをご存知でしょうか。
なぜ神田明神と新勝寺をいっしょに参拝してはならないのでしょうか?
そこには、昔の日本人の神様に対する配慮がありました。
歴史的に見ると、平将門は朝廷に対して叛乱を起したことになっており、その乱を鎮圧するために、さまざまな処置がなされました。
その一つとして、神護寺の不動明王を下総国(現在の千葉県)に運んで行われたのが、成田山新勝寺での大規模な護摩祈祷だったのです。
かたや人々を率いて、権力に果敢に立ち向かった平将門を祀る神田明神。
かたや朝廷の権力のもと、逆賊の鎮圧と泰平のための祈祷を行った成田山新勝寺。この二つの神社の由来はまったく逆の意味をもっており、同時に参拝するのは、少し軽率なのかもしれません。
神田明神のお守り
七夕祭(成就祭)限定の縁結びのお守り
期間は6月1日〜7月7日七夕祭終了までの限定で、なくなり次第授与終了というお守りです。
お守りには短冊が付いているので、これに願い事を書き、笹に結すこともできます。もちろん短冊を家へ持ち帰っても構いません。短冊は社殿前の笹に結ばれ、心願成就の祈願祭が斎行されます。雨天の場合は社殿内で行われます。
IT情報安全守護
神田明神の氏子区域(神田・日本橋・秋葉原・大手町など一〇八町会)には、電気街・ビジネス街があり、パソコンに囲まれた環境でお仕事をされる方々も多くいらっしゃいます。
コンピューターウィルス、フリーズ、強制終了などなど。
人の力ではもうどうしようもないパソコンの不具合に多くの悩みをお持ちの方々が多くいらっしゃいます。
商売繁昌・家内安全といった従来のお守りでは対応しきれないIT関連のお守りの必要性が生じてきたため、明神さまのご神徳をいただき、このお守りを授与するようになりました。
おねがい兎守
因幡の白兎神話で大国様は、うさぎの願いを聞きとどけてくれました、こうした故事にあやかり、大国様と御縁が深い兎を祈念する形にしました、短冊に願い事を書いて下さい 。
お守りの中に短冊がはいっているので、これに願い事を書き毎日持ち歩けば、願いが叶うようになると評判になってます。
勝守
“勝負に勝つ”として知られる神田明神の「勝守」は、徳川家康の関ケ原必勝祈願をかなえ、江戸の鎮守になった逸話にあやかったお守り。勝負事だけでなく、商談成立や学業成就の強い味方です。
神田明神の基本情報
所在地:東京都千代田区外神田2-16-2
電話番号:03-3254-0753
最寄駅:JR「御茶ノ水駅」聖橋口より徒歩5分
公式ホームページ:http://www.kandamyoujin.or.jp/
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