3月の二十四節気「啓蟄」の七十二候(旬の食材・動植物、開運のヒント)



二十四節気の期間は約15日で、啓蟄は3月5日から3月20日頃まで。
その期間を3等分して、初侯を「蟄虫啓戸」、次候を「桃始笑」、末候を「菜虫化蝶」の短文で表現されている。以上の七十二候について解説します。

スポンサーリンク

啓蟄の初侯:蟄虫啓戸

読み方は、「すごもりむしとをひらく」と読みます。

【期間】3月5日~3月10日頃

【由来】土の中で眠っている虫たちのことを「蟄虫」とかいて「すごもりむし」と読みます。「啓戸」は扉を開けるという意味で、春の訪れを感じた虫たちが、我々の目の前に現れることを、昔の人たちは、虫たちが土の中の自分の家の扉を開いて出てきたようだと表現したのでしょう。

・この時期の兆し:「虫出しの雷」
立春後に初めて鳴る雷が初雷(はつらい)です。別名「虫出しの雷」とも呼ばれます。古くは、この雷の音に驚いた虫たちが、土の中から慌てて飛び出してきたと考えられていました。

・この時期の野菜:「ゼンマイ」

春の山菜取りに人気の植物で、山裾の少し湿った所に自生している。アクが強いので食用にする際はしっかり下処理をする必要がある。

・この時期の虫:「ミツバチ」

冬の間巣にこもっていたミツバチたちが花の蜜を集め始める頃。かつてはレンゲの花から蜜を集めていたがレンゲ畑が少なくなった今では桜や蜜柑の花などさまざまな花から集めるようになった。

・この時期の植物:「スイートピー」

赤、ピンク、白色など蝶の形をした花をつける。今では春の花として定着しているが、もともとは夏から初秋にかけて咲く花だった。香りがよいため香水に使われていた。

・この時期の開運方法多くの生き物たちが目覚め、地中から出て太陽の光を浴びようとしています。気温が上がり晴れた日には生き物たちの生命力を感じ、日差しを体内に取り入れて自立運を向上させ、目的成就を目指しましょう。

啓蟄の次候:桃始笑

読み方は、「ももはじめてさく」と読みます。

【期間】3月11日~3月15日頃

【由来】桃は桜と並んで春を代表する花木で、似たような薄紅色の花を咲かせるため、よく桜と間違えてしまう人もいます。見分けるポイントは、桃は桜に比べて、枝の同じ個所に密集して花をつけることです。
また、桃は古くから邪気を払う木と信じられ、庭の鬼門に植えられることもありました。

・この時期の兆し:「桃花水(とうかすい)」
春の陽気で氷や雪が解けると大量の水となって川に流れ込み水かさが一気に増えます。桃花水とはこの雪解け水のことを表します。なにげない自然現象にも、桃の香りと季節を感じさせる美しい響きの言葉です。

・この時期の野菜:「新タマネギ」

春先に出回る柔らかくて瑞々しい新タマネギ。辛味が少なく甘味が強いのでサラダなどの生食に向いている。タマネギそのものは、一年中みられる野菜だが、新タマネギを食べられるのはこの時期だけ。

・この時期の植物:「芝桜(しばざくら)」

赤、白、薄紅色の桜に似た花を咲かせる植物で、地を覆う芝生のように密生する。公園や川辺などでよくみられる美しい花で、別名を「花爪草(はなつめくさ)」という。

・この時期の料理:「ニシンの甘露煮」

ニシンは産卵の為に日本近海に訪れることから「春告げ魚」と呼ばれます。三枚におろした切り身を砂糖・酒・醤油で煮た甘露煮は、味が良く染み出て美味。京都名物にニシンの甘露煮をのせた「ニシン蕎麦」がある。

・この時期の開運方法古来、中国では桃は邪気をはらう木とされ、「三国志」でも劉備、関羽、張飛が義兄弟の誓いを交わしたのが桃園でした。家族や友人と出かけて絆を結び、人間関係を良好にするように心がけましょう。

スポンサーリンク

啓蟄の末候:菜虫化蝶

読み方は、「なむしちょうとなる」と読みます。

【期間】3月16日~3月20日頃

【由来】菜虫とは青虫のことで、主にモンシロチョウの幼虫を指します。さなぎが羽化し蝶の姿へと生まれ変わる幻想的な季節です。

・この時期の兆し:「花笑む」
花が咲くことを「花笑む」と表現することがあります。「笑む」とはにっこり笑うこと。「咲む」とも書きます。満面の笑みを見せてくれる色とりどりの花を見ると、思わず幸せな気分になり、自然と頬から笑みがこぼれてくるではありませんか。

・この時期の植物:「猫柳」

猫のしっぽのような銀入りのふわふわした花穂の植物。かわいらしい見た目から華道の花材に用いられることもある。野山の水辺に生えていて花穂がつけば春の知らせです。

・この時期の虫:「モンシロチョウ」

白い羽根に斑点が特徴の小さな蝶。春から姿を見せ始め、ひらひらと花の間を飛び回り、成虫の寿命は二週間くらいしかなく、可憐でありながらもはかない存在。秋までに5回ほど世代交代を繰り返す。

・この時期の魚介:「アサリ」

石器時代から食されていたとされる日本の代表的な貝。汁物、酒蒸し、つくだ煮など多くの料理で親しまれている。どこの干潟でも「あさると出てくる」ため「アサリ」と名付けられた。

この時期の開運方法蝶は春の季語で夢見鳥。願い事を紙に書いて枕の下に置いて寝ます。夢に羽根のついた天使や妖精が現れれば幸運が舞い込むことでしょう。




3月の二十四節気「春分」の七十二候について に続く


スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする