宴会などではある程度経験を踏んだ年長者がご指名を受けることが多いのが、乾杯と締めの発声です。
この行為によって会が盛り上がるかどうか決まるほど重要です。
その土地柄・風習によっても違ってくるので、まずはそれに乗っ取って進めるのが基本です。
でも、基本原則のようなものがありますので、当事者にご指名される可能性があると感じたら、あらかじめ会の進行を想定して練習しておくと万全でしょう。
参考にしてもらえれば幸いです。
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宴会、不祝儀で挨拶を頼まれたがどうしたらよいのか
集まった人たちがいっせいに杯を揚げ、あるいは軽くふれあわせて酒を飲み干す行為が乾杯・献杯です。
これは、集まった人たちの志がひとつであることを表現する行為です。
乾杯はおめでたい・にぎやかな席で行います。
これに対して、献杯(けんぱい)は、故人に敬意を表するために、不祝儀の場で行います。
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乾杯または献杯の発声の要点
乾杯・献杯の発声をする人は、その前に、簡単な挨拶を添えるのが一般的です。
乾杯の挨拶は、
1)自己紹介
2)祝辞
3)はなむけの言葉
4)唱和のお願い
5)「乾杯」
6)謝辞
の順にまとめます。
献杯の場合は
2)を弔意の表現に
3)を故人の功績・人柄を偲ぶ表現に
5)を「献杯」の発声に変えてまとめます。
宴会の締めの挨拶の要点
宴会では、一本締めや三本締めなどが行われることがあります。
これを、「手締め」といいます。
催しの途中で、一度区切りをつけたいときに行うのが、「中締め」、最後を締めくくるのが「大締め」です。
中締めでは、一本締めか三本締めを行い、大締めでは三本締めか万歳三唱を行います。
中締めを行うときは、大締めはふつう行いません。
なお、中締めの後、用事のある参加者は退席してもかまいません。
締めの挨拶は、
1)締めの予告
2)参加者への謝辞と集まりについての感想
3)締めの説明(一本締めか三本締めかなど)
4)締めの発声
5)謝辞
の順にまとめます。
まとめ
乾杯・献杯や締めのあいさつは、いずれも簡潔にまとめることが大切です。
ながくても、1分以内と考えておきましょう。
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