ドラム式洗濯乾燥機を選ぶとき、「新モデルと旧モデル、どれほど差があるの?」と悩む方は多いのではないでしょうか。
東芝ZABOONシリーズの TW-127XM5L と TW-127XM4L も、見た目や基本性能がよく似ているため、価格差に見合う価値があるのか迷いやすい機種です。
この記事では、両モデルの違いを分かりやすく整理しつつ、乾燥時間が7分短縮された新モデルに本当に価値があるのかを、時短・お手入れ・価格の視点から丁寧に解説します。
購入前の判断材料として、ぜひ参考にしてください。
まず結論|TW-127XM5LとTW-127XM4Lの違いとおすすめはこれ
結論から言うと、毎日の洗濯・乾燥を少しでも効率化したい方にはTW-127XM5L、基本性能がしっかりしていれば十分で、できるだけ価格を抑えたい方にはTW-127XM4L がおすすめです。
TW-127XM5Lは新ヒートポンプユニットの採用により、乾燥時間の短縮と省エネ性の両立が図られたモデルです。
わずか7分の違いと思われがちですが、洗濯から乾燥までを日常的に行う家庭では、この差が積み重なることで家事全体の流れがスムーズになります。
さらに、お手入れ面や静音性など、日々の使いやすさに関わる部分も細かく改善されています。
一方、TW-127XM4Lも東芝ZABOONシリーズらしい高い洗浄力と乾燥性能を備えており、日常使いで不満を感じにくい完成度の高いモデルです。
最新機能に強いこだわりがなければ、価格が下がりやすい旧モデルを選ぶことで、コストパフォーマンスの高い買い物になります。
どちらを選ぶかは、「少しでも時短・快適さを優先したいか」、それとも「性能と価格のバランスを重視したいか」という考え方の違いが判断の分かれ目になります。
TW-127XM5LとTW-127XM4Lのスペック比較表
両モデルの主な仕様を比較すると、洗濯容量や乾燥容量などの基本性能はほぼ共通している一方で、細かな改良点が新モデルであるTW-127XM5Lに加えられていることが分かります。
数値だけを見ると大きな差は少なく感じますが、実際の使い勝手や日常の快適さに影響するポイントが中心にアップデートされています。
- 洗濯容量:12kg(共通)で、家族分の洗濯物もまとめて洗える
- 乾燥容量:7kg(共通)と大容量で、洗濯から乾燥まで一気に完結
- 乾燥方式:どちらもヒートポンプ式を採用し、省エネ性と衣類へのやさしさを重視
- 運転音:新モデルはわずかに低減され、夜間使用時の安心感が向上
- 発売時期:TW-127XM5Lが後継の新モデルとして登場
- 価格帯:TW-127XM5Lの方が約2万円高く、最新機能分の上乗せがある
このように、カタログ上の数値だけで比較すると違いは控えめですが、乾燥時間の短縮やお手入れ性、静音性といった“体感しやすい部分”が改良されている点が新モデルの特徴です。
スペック表は同じように見えても、実際の使い心地には確かな差があることを意識しておくと、後悔のない選択につながります。
TW-127XM5LとTW-127XM4Lの違いを詳しく解説
ここからは、両モデルの違いについて、それぞれが実際の使い勝手にどう影響するのかを具体的に見ていきます。
カタログスペックだけでは分かりにくいポイントも含めて整理することで、「自分の生活スタイルにはどちらが合っているのか」が判断しやすくなります。
違い① 新ヒートポンプユニットで乾燥時間7分短縮
TW-127XM5Lでは新しいヒートポンプユニットが採用され、標準乾燥コースで約7分の時間短縮が実現されています。
7分と聞くと一見すると小さな差に感じるかもしれませんが、洗濯から乾燥までを日常的に行う家庭では、この短縮が積み重なることで家事全体の流れに余裕が生まれます。
スポンサーリンク
例えば、朝の出勤前や夜の就寝前など、限られた時間の中で洗濯を済ませたい場合、乾燥終了までの待ち時間が少し短くなるだけでも行動の選択肢が広がります。
「洗濯が終わるまで別の家事ができる」「就寝時間を遅らせずに済む」といった小さなメリットが、日々のストレス軽減につながります。
また、ヒートポンプ効率の改善により、衣類への負担を抑えつつ乾燥できる点も見逃せません。
時間短縮だけでなく、仕上がりの安定感や省エネ性能を重視したい方にとっても、新モデルの改良は評価できるポイントです。
違い② 新排水フィルターでお手入れが格段に楽に
新モデルでは排水フィルターの構造が見直され、ゴミや糸くずがより取り除きやすくなっています。
旧モデルでも定期的な掃除は可能ですが、「細かい糸くずが残りやすい」「掃除に少し手間がかかる」といった声が見られることもありました。
TW-127XM5Lでは、フィルター内部の形状が工夫されているため、日常的なお手入れが短時間で済みやすくなっています。
掃除の頻度が高くなる部分だからこそ、こうした小さな改良が使い続けたときの満足度に直結します。
洗濯機は長期間使う家電であり、数年単位で見ると掃除のしやすさは無視できない要素です。
お手入れにかかる手間や心理的な負担を減らしたい方にとって、この改善は大きな安心材料と言えるでしょう。
違い③ 乾燥時の運転音がわずかに改善
TW-127XM5Lは乾燥運転時の音がわずかに抑えられています。
数値上では大きな差ではありませんが、実際の使用環境によっては体感的な違いを感じるケースもあります。
特に夜間や早朝に洗濯・乾燥を行う場合、音のわずかな違いが「気にならない」「安心して使える」という印象につながります。
集合住宅や寝室の近くに洗濯機を設置している家庭では、静音性の向上が安心感につながるでしょう。
音に敏感な方や、生活リズムの関係で深夜に運転することが多い家庭では、少しでも運転音が抑えられている新モデルの方が、心理的な負担を感じにくくなります。
違い④ 価格差は約21,681円
最大の違いとも言えるのが価格です。
TW-127XM5Lは、TW-127XM4Lよりも約2万円ほど高く設定されています。
この差額をどう考えるかが、モデル選びの最終判断に大きく影響します。
新モデルでは、乾燥時間の短縮やお手入れ性、静音性といった細かな改良が積み重ねられています。
これらを「日々の快適さへの投資」と捉えるか、「許容できる範囲の差」と考えるかで、満足度は変わってきます。
価格を最優先する場合は旧モデルでも十分な性能を得られますが、毎日の家事を少しでも楽にしたい方にとっては、新モデルの価格差に納得できる可能性も高いでしょう。
価格差21,681円は元が取れる?電気代・時短価値を検証
乾燥時間の短縮と省エネ性能の向上により、TW-127XM5Lは長期的に見ると電気代の節約が期待できます。
新ヒートポンプユニットによって乾燥効率が改善されているため、1回あたりの消費電力量は抑えられる傾向にあります。
ただし、洗濯乾燥機の使用頻度や電力単価にも左右されるため、年間の電気代差は数百円〜数千円程度に収まるケースが多く、電気代だけで価格差21,681円を回収するのは現実的には難しいと言えるでしょう。
一方で、注目したいのが「時間」という見えにくいコストです。
TW-127XM5Lでは1回の乾燥につき約7分の短縮が見込めるため、仮に毎日1回洗濯乾燥を行う場合、1か月で約210分、年間では40時間以上の時間を節約できる計算になります。
これは単なる数字以上に、生活のゆとりに直結する要素です。
例えば、洗濯が早く終わることで就寝時間を確保しやすくなったり、家事の合間に別の作業を進められたりと、日常の行動に余裕が生まれます。
特に共働き世帯や子育て中の家庭では、この数十分・数時間の積み重ねが、精神的な負担軽減につながることも少なくありません。
このように考えると、TW-127XM5Lの価格差は「電気代で回収するもの」というよりも、毎日の家事時間を買うための投資と捉える方がしっくりきます。
家事の効率化や時間の余裕に価値を感じる方にとっては、この時短効果こそが価格差以上の価値になる可能性があります。
TW-127XM5LとTW-127XM4Lの共通の特徴
抗菌ウルトラファインバブル洗浄Wで清潔洗濯
両モデルとも、微細な泡で汚れを落とす抗菌ウルトラファインバブル洗浄Wを搭載しています。
衣類を傷めにくく、清潔に洗える点は共通の魅力です。
業界トップクラスの乾燥容量7kg
乾燥容量は7kgと大容量で、家族分の洗濯物も一度に乾燥できます。
洗濯から乾燥までまとめて行えるため、干す手間を減らしたい方に向いています。
液体洗剤・柔軟剤自動投入で手間いらず
洗剤や柔軟剤を毎回計量する必要がなく、入れすぎ・入れ忘れを防げます。
忙しい日常の中で、地味ながら便利な機能です。
除菌機能で衛生面も安心
除菌コースを活用することで、タオルや衣類を清潔に保てます。
小さな子どもがいる家庭や、衛生面を重視したい方にも安心です。
低振動・低騒音設計
洗濯・脱水時の振動が抑えられており、設置環境を選びにくいのも特徴です。
槽洗浄めやすサインでお手入れ忘れ防止
槽洗浄のタイミングを知らせてくれるため、清潔な状態を保ちやすくなっています。
TW-127XM5LとTW-127XM4Lの口コミ・レビューまとめ
TW-127XM5Lの口コミ
新モデルということもあり、「乾燥が以前より早く終わるようになった」「洗濯から乾燥までの待ち時間が短く感じる」といった声が多く見られます。
特に、毎日洗濯乾燥を使う家庭では、わずかな時間短縮でも家事全体の流れがスムーズになったと感じる方が多いようです。
また、「排水フィルターの掃除がしやすくなり、お手入れのストレスが減った」という評価も目立ちます。
一方で、「旧モデルと比べると価格がやや高め」「大きな進化ではないので人によっては差を感じにくい」といった意見もあり、コストよりも快適さや使い勝手を重視する方向けという印象です。
時間や手間を少しでも減らしたい方からは、総合的な満足度が高いモデルとして評価されています。
TW-127XM4Lの口コミ
TW-127XM4Lについては、「十分に静かで使いやすい」「洗浄力や乾燥性能に不満はない」といった声が多く、基本性能の高さが評価されています。
最新モデルでなくても、日常使いでは困らないという安心感が支持されているポイントです。
また、「価格が下がってきているのでお得に購入できた」「性能と価格のバランスが良い」といった意見も多く、コストパフォーマンスの高さを重視する方から好評です。
大きな不満が少ないことから、初めてドラム式洗濯乾燥機を導入する方にも選ばれやすいモデルと言えるでしょう。
結局どっち?TW-127XM5LとTW-127XM4Lが向いている人
TW-127XM5Lがおすすめな人
- 毎日の洗濯時間を少しでも短縮したい(洗濯から乾燥までを効率よく終わらせたい、家事の合間時間を有効に使いたい方)
- お手入れの手間を減らしたい(排水フィルター掃除などをできるだけ簡単に済ませたい、家電のメンテナンスが負担に感じやすい方)
- 最新モデルの安心感を重視したい(後継機ならではの改良点や長く使ううえでの安心感を求める方)
- 共働きや子育て中で、日々の家事効率を少しでも高めたい
- 夜間や早朝に洗濯・乾燥を行うことが多く、静音性にも配慮したい
TW-127XM4Lがおすすめな人
- 基本性能が高ければ十分(洗浄力・乾燥力がしっかりしていれば細かな新機能にはこだわらない方)
- 価格を抑えて購入したい(少しでも初期費用を下げたい、コストパフォーマンスを重視したい方)
- 乾燥時間の数分差をあまり気にしない(日常生活で大きな支障がなければ問題ないと考える方)
- 初めてドラム式洗濯乾燥機を導入するため、まずは安定したモデルを選びたい
- 型落ちでも評価が高く、実績のあるモデルを選びたい
まとめ|TW-127XM5LとTW-127XM4Lの違いと最終判断
TW-127XM5LとTW-127XM4Lの違いは主に4点で、どちらも高性能なドラム式洗濯乾燥機であることに変わりはありません。
価格差をどう考えるか、時短やお手入れ性にどれほど価値を感じるかが、選択のポイントになります。
迷った場合は、日々の家事を少しでも楽にしたいかどうかを基準に考えると、自分に合ったモデルを選びやすくなるでしょう。
スポンサーリンク









コメント