新幹線に乗るとき、「進行方向はどっち?」「窓側の景色はどの席から見える?」と迷ったことはありませんか?とくに東京駅を起点にする場合、各路線ごとに進行方向や座席の向きが異なるため、事前に知っておくことで快適な移動が叶います。
この記事では、東京駅を出発するさまざまな新幹線の進行方向と、それに対応した座席番号の見方を丁寧に解説します。
旅の準備や席選びの参考に、ぜひご活用ください。
東京駅から見る新幹線の進行方向
東京駅の新幹線の進行方向とは
東京駅は日本全国を結ぶ新幹線網の要となる駅であり、東海道新幹線、東北新幹線、上越新幹線、北陸新幹線、山形新幹線、秋田新幹線、北海道新幹線、そして九州新幹線といった各路線の重要な始発駅として機能しています。
そのため、東京駅を起点にすることで、関東地方から西日本や東北、北海道、さらには九州方面への移動がスムーズに行えるようになっています。
一般的に、東京駅を出発する新幹線は南西方向(品川・名古屋・新大阪方面)または北方向(上野・大宮・仙台・新青森方面)へ進行します。
これにより、座席の向きや進行方向に関心がある利用者にとって、目的地に応じた座席選びのポイントが変わってくるため、事前の把握が快適な旅の第一歩となります。
各新幹線の進行方向の違い
東海道新幹線(のぞみ・ひかり・こだま)は南西方向、具体的には品川・新横浜・名古屋・京都・新大阪といった方面へと進行します。
一方、東北新幹線(はやぶさ・やまびこ・なすのなど)は、北方向の上野・大宮・仙台・盛岡・新青森方面へと向かいます。
このように、出発駅は同じ東京駅でも、新幹線の路線によって進行する方角が大きく異なります。
その結果、同じ車両でも進行方向に対する座席の向きが変わるため、乗車する列車の路線と進行方向を確認することが非常に重要です。
特に景色を楽しみたい場合や、進行方向と逆向きの座席に不快感を覚える方にとっては、出発前のチェックが旅の満足度に大きく関わります。
また、駅の掲示板やチケット購入時の案内、各社の新幹線アプリを活用すれば、簡単に進行方向と座席位置の情報が確認できるので活用すると便利です。
進行方向による座席選びのポイント
景色を楽しみたい場合や乗り物酔いを避けたい方には、進行方向に向かって座る座席を選ぶのが特におすすめです。
進行方向に向かって座ることで、車窓からの景色を自然な視点で楽しむことができ、乗り物酔いのリスクも大幅に軽減されます。
また、スマートフォンやタブレットで動画を見るときにも、進行方向と同じ向きのほうが視界が安定しやすく快適です。
特に東京駅発の新幹線では、列車の進行方向があらかじめ明確に分かっているため、乗車前に座席番号とその配置を確認しておけば、よりスムーズでストレスの少ない移動が実現できます。
さらに、窓側を選ぶことで、名所や自然の風景を楽しみながら旅のひとときを満喫できるのも魅力のひとつです。
新幹線座席番号の見方
新幹線の座席番号の基本構成
新幹線の座席は「列車号車+座席番号+A〜Eのアルファベット」で構成されます。
例えば「3号車12A」は3号車の12列目の窓側(A席)を意味します。
数値で見る座席番号の向き
座席番号は進行方向に向かって昇順に並んでいます。
つまり、東京駅から出発する新幹線では、1列目が先頭にあり、後方にいくほど番号が大きくなります。
座席表を使った簡単な乗車方法
JR東海・JR東日本などの公式サイトでは、車両ごとの座席表を確認できます。
乗車前に座席表を見て、どの位置にあるかを把握するとスムーズに乗車できます。
東海道新幹線の座席番号解説
東京-日本間の座席配置
東海道新幹線では、A席が進行方向左側の窓側、E席が右側の窓側になります。
座席はA〜E(グリーン車はA〜C)で構成されています。
新大阪行きの座席番号例
東京発新大阪行きの場合、1号車が最前方で、A席が富士山側の窓になります。
11号車から16号車が指定席、1〜3号車が自由席です。
東海道新幹線の人気座席とは
富士山の絶景を楽しみたいなら、進行方向右側のE席がおすすめです。
特に晴れた日の午前中は絶好のタイミングです。
東北新幹線における座席番号の向き
東京から東北方面の座席選び
東北新幹線では、進行方向右側のE席が海沿い、左側のA席が山側の景色を楽しめます。
旅行の目的に合わせて座席を選びましょう。
はやぶさとこだまの座席配列
「はやぶさ」はE5系で、グリーン車が4号車、グランクラスが10号車にあります。
普通車は2+3配列、グリーン車は2+2配列です。
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東北新幹線のおすすめ座席
静かで落ち着いた車両を希望するなら、車端部(号車の端)を避け、中ほどの座席がおすすめです。
また、窓側A席やE席は景色も楽しめます。
九州新幹線の座席配置
鹿児島中央行きの座席番号解説
九州新幹線では、N700系と800系が使用され、A〜Eの配列(自由席車両は2+3)となっています。
進行方向左側がA席です。
博多からの座席選択
博多発鹿児島中央行きでは、左側のA席が山側、右側のE席が海側になります。
夕日を楽しむにはE席がおすすめです。
九州新幹線の人気座席はこれだ
静かで快適な移動を望むなら、指定席の中でもグリーン車の中央座席が人気です。
また、窓側を選べば景色も堪能できます。
新幹線のぞみの座席特徴
のぞみ号の進行方向と座席向き
のぞみ号は東海道・山陽新幹線を走行し、東京発の場合は西へ向かいます。
1号車が先頭、E席が進行方向右側の窓側です。
おすすめの座席選び
長時間の乗車には、静かで落ち着ける中間車両(8号車〜12号車)がおすすめ。
富士山が見えるE席も人気です。
座席表の見方と利用法
乗車前に公式サイトや旅行アプリで座席表を確認することで、車両の位置やトイレ・コンセントの有無もチェックできます。
新幹線ひかりの座席番号理解
ひかり号における座席配置
ひかり号はのぞみより停車駅が多く、自由席が多めです。
座席配列や車両数はのぞみとほぼ同じです。
ひかり号おすすめの座席
混雑を避けたい場合は、自由席車両でも後方の号車や始発駅出発時が狙い目です。
窓側のA席やE席も人気があります。
ひかり号の座席向きの特徴
ひかり号も東京発の場合は南西方向に進行します。
A席が進行方向左側、E席が右側の窓になります。
座席選びの具体的な方法
窓側と通路の選択肢
景色を楽しみたいなら、やはり窓側(A席またはE席)がおすすめです。
特に晴れた日には、東海道新幹線なら富士山や伊豆の海岸線、東北新幹線なら広大な田園風景や山々の四季折々の表情を車窓から堪能できます。
長時間の乗車でも、窓側に座ることで旅の風情をより一層楽しむことができます。
一方で、頻繁に席を立つ必要がある方や、トイレ・荷物棚へのアクセスを重視する方には通路側(C席またはD席)が便利です。
特にビジネス利用などでノートパソコンを使用する方にとっても、通路側は出入りがスムーズで周囲に気を使うことが少ないというメリットがあります。
先頭車両の利点と欠点
先頭車両はホームに最も近く、駅での乗降がスムーズにできるという大きな利点があります。
特に東京駅などの始発駅では、先頭車両に並べば比較的早く乗車できるため、荷物の整理や座席での準備を落ち着いて行うことができます。
また、出口に近いため、降車時にも移動が少なく済み、時間の節約にもつながります。
しかし一方で、先頭車両は走行中の風切り音やレールのつなぎ目を通過する音が目立ちやすく、静けさを重視する方にとってはデメリットと感じることもあります。
特に音に敏感な方や、長時間の移動でリラックスしたい方には、こうした音のストレスが気になるかもしれません。
そのような場合には、中間車両の利用がおすすめです。
中間車両は音や振動が比較的抑えられており、周囲の騒音も少ない傾向があります。
車両の中央付近は安定感もあり、快適性を重視する旅行者にとっては理想的な選択肢と言えるでしょう。
出発時の座席番号確認
乗車券に記載されている座席番号を確認することは、スムーズに車内移動を行う上で非常に重要です。
多くの新幹線では、駅のホームや車内の案内表示に号車番号や座席位置が明記されているほか、乗車前に駅の掲示板や新幹線各社の公式アプリを活用することで、より詳細な座席表や車両情報を確認することができます。
特に荷物が多い場合や小さな子どもを連れての乗車、初めての路線を利用する場合には、事前に座席の位置や近くの出入口・トイレの位置を把握しておくと安心です。
また、混雑している時間帯には、駅での移動を最小限に抑えるためにも、座席の位置を事前にチェックすることで効率よく乗車できるようになります。
まとめ
東京駅から新幹線に乗る際は、路線ごとの進行方向を把握することで、より快適な座席選びが可能になります。
座席番号の配置や向きを理解し、自分に合った席を選びましょう。
窓側・通路側・車両の位置などを考慮することで、快適な新幹線の旅が実現します。
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