1月の二十四節気「大寒」の七十二候(旬の食材・動植物、開運のヒント)



二十四節気の期間は約15日で、大寒は1月21日から2月3日頃まで。
その期間を3等分して、初侯を「款冬華」、次候を「水沢腹堅」、末候を「鶏始乳」の短文で表現されている。以上の七十二候について解説します。

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大寒の初侯:款冬華

読み方は、「ふきのはなさく」と読みます。

【期間】1月21日~1月24日頃

【由来】厳しい寒さの中、雪の下からフキノトウがつぼみを出す時期。

・この時期の兆し:「寒の水」

小寒から立春の前日までを「寒」の期間とする。この一年で一番寒い期間に汲まれた水が「寒の水」です。この水は腐りにくく、良質で軟らかいため、鮭や味噌、醤油などの仕込みに使われてきました。これらを「寒仕込み」と呼びます。

・この時期の植物:「南天(なんてん)」

真っ白な花を咲かせた後、鮮やかな赤い実をつけ、お正月飾りにも登場します。葉や実は昔から薬効があるとして、咳止めや眼病に重宝されてきた。「難を転じる」ことに通じ、現代では庭木に人気の樹木です。

・この時期の果物:「林檎(リンゴ)」

秋から冬にかけて、蜜がたっぷりのリンゴが出回ります。青森や長野などの涼しい地域でとれる果物で、主な品種は「ふじ」「むつ」「紅玉」「ジョナゴールド」「王林」などあります。日本各地でとれる品種は70種類以上もあります。

・この時期の魚:「鰤(ブリ)」

関東地方では成長するにつれて、ワカシ→イナダ→ワラサ→ブリと呼び名が変わる出世魚で、縁起がいいとされている。寒い季節に脂が乗り、新鮮な身をしゃぶしゃぶや照り焼きにすると美味しい魚です。

・この時期の開運方法:この時期の井戸水の温度が低く、雑菌が少ないことから「大寒の日の水は腐らない」といわれ、昔から味噌や酒の仕込みをしてきた。大寒の期間の朝にコップ一杯の水を飲んで体内を浄化しましょう。

大寒の次候:水沢腹堅

読み方は、「さわみずこおりつめる」と読みます。

【期間】1月25日~1月29日頃

【由来】流れる川の水さえ凍って、厚く張り詰めるほど寒い時期。各地で氷点下を記録する。

・この時期の兆し:「雪景色」

古くから冬の景観として愛でられてきた雪景色。「雪月花」という言葉があるように、雪は月や花とともに歌の題材になることもしばしば。雪景色のような特別美しい景観でなくても、何気ない日常のなかで冬の趣を見つけてみましょう。

・この時期の植物:「福寿草(フクジュソウ)」

鮮やかな黄色い花を咲かせる福寿草は、雪の間から顔をのぞかせて元気に咲く姿から、新年を祝うという意味で名づけられました。旬は2月から3月ですが、お祝いにふさわしい花として、正月飾り用にハウス栽培の花が売られることがある。

・この時期の魚介:「海鼠(なまこ)」

赤いものを「あかこ」、青いものを「あおこ」と呼び、コリコリとした食感と旨みのある味わいで、海の幸として親しまれています。海鼠は腸を塩辛にした「このわた」が日本の三大珍味として、ウニ(塩ウニ)、カラスミ(ボラの卵巣の塩漬け)と並んで有名です。

・この時期の料理:「鮪の山かけ」

生食でいただくマグロは消化吸収によく、冬に貴重なタンパク質として体を温めてくれます。タンパク質の消化を助ける山芋をすりおろして食す山かけは、理にかなった食べ方で、冬にこそいただきたい料理です。

・この時期の開運方法:1月25日は初天神の日で「鷽替え神事」が行われます。鷽(ウソ)という小鳥をかたどった木鷽を取り替えることで、凶事を「嘘」にして幸運に替えてしまう神事です。天満宮や天神様をお参りしましょう。

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大寒の末候:鶏始乳

読み方は、「にわとりはじめてとやにつく」と読みます。

【期間】1月30日~2月3日頃

【由来】鶏が春の気配を感じ、小屋で卵を産むという意味。今日のブロイラーは毎日産卵しますが、自然な状態で飼われた鶏は、この時期の明け方から御膳10時までにかけてよく卵を産みます。「コケコッコー」の声で朝を告げる鶏。冬の終わりと春の始まりを告げるこの時期にふさわしい動物でしょう。

・この時期の兆し:「雪下ろし」

屋根の上に積もった大量の雪を下す光景が、各地で見られる季節です。豪雪地帯では積雪が数メートルにも及ぶこともあります。家屋の倒壊を防ぐための大切な行為ですが、滑りやすいので注意が必要です。

・この時期の果物:「デコポン」

「デコポン」とは熊本果実連が所有する登録商標で、正式な品種名は不知火(しらぬい)といいます。糖度13度以上、クエン酸1パーセント以下のものを「デコポン」として出荷してよいと定められている。

・この時期の料理:「恵方巻」

節分に、穴子、シイタケ、デンブ、カンピョウ、キュウリ、玉子、高野豆腐など7種類の具材の太巻きを作り、その年の恵方(縁起のいい方角)を向いて、無言で丸かじりすると神様のご利益があるとされている。諸説ありますが、7つの具材は「七福神」を表すといわれている。

・この時期の行事:「節分」

節分とは、季節を分けるという意味があり、立春、立夏、立秋、立冬の前日のことを指します。暦の上では立春は一年の始まりなので、古い都市の邪気を払うために、豆をまいて鬼を退治し、新しい年を迎えるという風習が伝えられている。

・この時期の開運方法:大寒の期間に産まれた卵は「大寒の卵」といって縁起物とされています。食べると体が丈夫になり黄身の色から金運が上がるといわれています。大寒の期間に購入した卵を食べてもご利益があります。




2月の二十四節気「立春」の七十二候(旬の食材・動植物、開運のヒント) に続く


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