7月の二十四節気「大暑」の七十二候(旬の食材・動植物、開運のヒント)

二十四節気七十二候



二十四節気の期間は約15日で、大暑は7月23日から8月6日頃まで。
その期間を3等分して、初侯を「桐始結花」、次候を「土潤溽暑」、末候を「大雨時行」の短文で表現されている。以上の七十二候について解説します。

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年間の二十四節気・七十二候の読み方、意味、季語、時候の挨拶について

大暑の初侯:桐始結花

読み方は、「きりはじめてはなをむすぶ」と読みます。

【期間】7月23日~7月27日頃

【由来】桐は古代中国では鳳凰が止まる神聖な木とされ、薄紫色の筒形の花を重ね、塔のようにそびえる桐の花が咲く頃。日本では「桐花紋(とうかもん)」といって、皇室や豊臣家が家紋として使っており、現在では日本政府の紋章となっている。

・この時期の兆し:「風鈴の音」

扇風機やクーラーなどなかったかつての日本では、暑い夏を少しでも過ごしやすくするために、風鈴の音に涼を見出しました。金属やガラスなどで作った釣鐘型の鈴が鳴らす音は日本の夏の涼を感じます。

・この時期の植物:「アサガオ」

ラッパの形の花を咲かせる夏の風物詩。奈良時代に中国から日本に渡ってきた。当初は薬用として用いられていたが、江戸時代から観賞用に品種改良されて、現在に至る。

・この時期の魚介:「ウニ」

夏が旬の海の幸。長く鋭いトゲに囲まれた身は濃厚な味わいで、寿司ネタや刺身に人気。たくさんの種類があるが、じつは食べられないものがほとんどで、日本では主に、エゾバフンウニやキタムラサキウニが食べられるのみ。

・この時期の料理:「茗荷の甘酢漬け」

シャキッとした食感と、独特の風味があるミョウガは、薬味として食欲の促進に使われる。漬け汁につけて作るミョウガの甘酢漬けはさっぱりとした味わいがある。

・この時期の開運方法:桐は古代中国では神聖な樹で500円硬貨の表にも描かれています。金運上昇を願い500円玉貯金を始めましょう。

大暑の次候:土潤溽暑

読み方は、「つちうるおうてむしあつし」と読みます。

【期間】7月28日~8月1日頃

【由来】激しい夕立の後、湿った地面が日を浴びるとかげろうが立ち上がり、蒸し暑さを感じさせる。

・この時期の兆し:「草いきれ」

夏の猛暑日、太陽が生い茂った草むらを照りつけたことによって立ち昇る、ムッとした熱気をのことを意味する言葉で、夏の季語。草むらの中が外気よりも著しく高温多湿になることで発生する現象。

・この時期の植物:「向日葵(ひまわり)」

その名の通り太陽に顔を向ける夏の花。しかし、実際には花が開いたあとはそれほど動かないそうです。高さメートルほどの直立した茎をもち、鮮やかな黄色の大輪の花を咲かせる。

・この時期の魚介:「海鞘(ほや)」

東北地方の夏の珍味。味が良く、刺身や焼き物、揚げ物などにして食べますが、奇妙な外見から、知らない人からは敬遠されがち。平安時代に書かれた土佐日記にもその名を見ることができる。

・この時期の虫:「ウスバカゲロウ」

トンボに似た見た目をしているが、違う種類の虫。昼は葉の陰で休み、夜になると透き通った羽を広げ、光に向かって飛びます。幼虫は、蟻地獄と呼ばれ、地表にすり鉢状の巣をつくり、落ちてきた蟻や小さい虫を食べる。

・この時期の開運方法:この時期は暑気が土の中の水分を蒸発させ、草むらから夏の匂いがたちこめます。打ち水や夕涼みをしたり、水分補給などで熱中症の対策をし、熱気を発散して運気を高めましょう。

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大暑の末候:大雨時行

読み方は、「たいうときどきふる」と読みます。

【期間】8月2日~8月6日頃

【由来】集中豪雨が続く時期であり、太陽が照りつけていても入道雲が現れ、突然、夕立ちが訪れたりする。

・この時期の兆し:「蝉時雨(せみしぐれ)」

頭上で一斉に鳴き立てる蝉の声を、ザァザァと降る雨のようだ、とたとえた言葉。一日中聞こえるように感じる蝉の声ですが、じつは、午前中はクマゼミ、午後はアブラゼミといったように、種類によって鳴く時間が決まっている。

・この時期の野菜:「スイカ」

スイカは中身の約90パーセントが水分で、糖度は10パーセント程度あり夏の水分補給にピッタリの野菜です。夏の食べ物というイメージが強いが、暦の上では秋にあたる8月半ばが旬となるため、俳句では秋の季語になっている。

・この時期の魚:「太刀魚(タチウオ)」

細く平らな体で、尾びれと腹びれが無い。銀色に輝く姿が、太刀によく似ていることから名づけられた。焼くと旨味がグッと増して、新鮮なものは刺身で食べると美味。

・この時期の行事:「ねぶた祭」

仙台の七夕祭り、秋田の竿灯祭りと並ぶ東北三大祭のひとつ。針金などで骨組みを作り、紙を張った大きな人形に灯をともして市内を練り歩く。青森市では「ねぶた」弘前市では「ねぷた」という。

・この時期の開運方法:夕立が多く発生する頃で気分も落ち込みがちになります。晴れている間に部屋の歓喜をして気分転換をはかりましょう。台所やお風呂、トイレなどの水回りを掃除すると運気が上向きます。




8月の二十四節気「立秋」の七十二候(旬の食材・動植物、開運のヒント) に続く


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