寅さんも願掛けした小野照崎神社のご利益とお守りについて

パワースポット

東京都台東区の下町「入谷」に鎮座する小野照崎神社。
もともと学問と芸能のご利益があることで知られていましたが、
若かりし頃の寅さんこと渥美清さんが願掛けして有名になったという
寅さん伝説により、売れない芸人が通う人気のスポットになりました。
今回は、こちらの「お山開き」と「お守り」についてご紹介します。

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小野照崎神社のご利益

小野照崎神社の御祭神・小野篁(オノノタカムラ)は、
平安時代初期の実在した漢学者・歌人・書道・絵画にも通じた博学広才な人です。
歌人としては百人一首にも
「わたの原八十島かけて漕ぎ出でぬと人には告げよあまの釣り船」
と一首詠まれているほどの人です。

ですから、学問と芸能のご利益の他に仕事運や出世・技芸上達にもご利益があるといわれています。

他にも境内にある末社を含めると
15柱もの神様が祀られていますので、
勝負運・厄除け・開運・商売繫盛・合格祈願・金運など幅広いご利益があります。

渥美清さんの禁煙願掛け

ここでお参りするときのポイントは、誓いをたてて断つものを約束するということ。

仕事がなくて困っていた若き日の渥美清さんの場合。

何かを得たかったら何かを我慢しないいけないと言われ、
この神社で
「大好きな煙草を一生吸いませんから、仕事をください」
と禁煙を誓った直後に電話が鳴って
「男はつらいよ」の寅さん役が決まったと言われています。

このことが、あまりにも有名になったため、
夢の成就を願う芸人や音楽家、芸術家に人気のパワースポットになっています。

お山開き

境内には富士山から運ばれた溶岩で築いた「富士塚」があり、
その高さは約6メートル。
ちゃんとした山になっていて、一合目から十合目まであります。

都内に現存する品川神社の「品川富士」
、鳩森八幡神社の「千駄ヶ谷の富士」などの富士塚の中でも
特に貴重なもののひとつとされています。

毎年富士山の開山に合わせて、
6月30日と7月1日にはここで実際に登ることもできます。

富士塚とは?

富士塚というのはいわば富士山のミニチュアのこと。

江戸時代、富士山信仰が盛んでしたが、
一般庶民はそう気軽に富士山にはいけませんでした。
そこで、当時流行した富士山信仰集団の『富士講』 が、
年に一度の富士山参詣に行けない講員の為に作ったのが富士塚で、
ここを登ることで富士山に登るのと同じご利益が得られるとされていました。

富士講とは富士山を信仰する農民や商人・職人の組織で、
お金を出し合ってグループの代表が富士登山を行っていました。

富士塚は本物の富士山に似せて作られ、
九十九折(つづらおり)に敷設された登山道、
1合目から頂上までの各合目の標識、
役行者(えきのぎょうじゃ)の祠までが再現されています。

特に、富士山から運ばれたと思われる大量の溶岩からは、
当時の富士講の人達の信仰心の強さや、
造営に費やされた労力が想像できます。

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小野照崎神社のお守り

小野照崎神社では、
神様への神聖な捧げものとして絹をお供えしていたことから、
“願いを育む”
との意味を込めて
繭玉の中におみくじが入っています。

 

【まゆ玉みくじ】

まゆ玉みくじは、色とりどりの紐で結わえられています。
紐を解きそっと蓋を外すと中からありがたいお言葉の書かれたおみくじが出てきます。
結び処にはたくさんの想いの詰まった繭玉が納められていますので、
神様にしっかりと祈願すれば寅さん役をゲットした渥美清さんのように、
あなたの願い事が叶うかもしれません。

 

【幸せみくじ】

幸せみくじには、
繭玉にふくろう(福朗)が描かれています。
その意味は、繭は絹糸の原料となるお蚕さんを守ることから、
福を招き災厄除けとされています。
また、ふくろうは、福を運び魔を除ける鳥とされています。

 

【茅の輪守】

2日間限定で人気ですぐ売り切れてしまう、茅の輪のミニチュア版。
玄関や柱などに飾ります。

小野照崎神社の基本情報

【所在地】
東京都台東区下谷2丁目13−14

【TEL】
03-3872-5514

【営業時間】
参拝自由
ご祈祷は9時30分~16時

【アクセス】
東京メトロ日比谷線入谷駅から徒歩2分

【ホームページ】
http://onoteru.or.jp/

まとめ

都会の喧騒を忘れる位、そこだけ穏やかな時間が流れている感じがしました。
私も禁煙を誓って、作家デビューの願掛けをしてきました。

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