秋の彼岸の時期はいつ?お供え物は?お供えをする時のマナーについて

お彼岸 お付き合いのマナー

秋のお彼岸の時期にあわせて親戚のお墓参りを予定しています。
秋のお彼岸は、秋分の日の祝日だけだと思っていませんか?
お彼岸は一週間あります。その時期について、お供えをする時のマナーについて、などをお伝えしていきます。

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秋の彼岸の時期はいつ?

「秋の彼岸」の時期は、「秋分の日」を中日とした、前後3日づつの一週間です。お彼岸に入る日のことを「彼岸入り・彼岸の入り」といい、お彼岸が終わる日のことを「彼岸明け・彼岸の明け」といいます。

例:秋分の日が9月23日の場合
1日目:9月20日(彼岸の入り)
2日目:9月21日
3日目:9月22日
4日目:9月23日(中日)
5日目:9月24日
6日目:9月25日
7日目:9月26日(彼岸明け)
となります。

この一週間の間に、お墓参りをしたり、お坊さんにお経をあげてもらったりして供養します。
「秋分の日」は1948年(昭和23年)に制定された国民の祝日です。
この日は「祖先をうやまい、亡くなった人を偲ぶ」ことを趣旨として「秋の彼岸」に通じています。
ですから、世間一般には祝日で休みの「秋分の日」にお墓参りをするように思われています。

お彼岸の中日は日付ではない

お彼岸の中日である春分の日と秋分の日は日付で決まっているわけではないため、お彼岸の時期(彼岸入り・彼岸明け)も確定しているわけではありません。
そもそも「春分・秋分」とは、太陽が春分点・秋分点に達した日のことをいいます。この日は、太陽は天の赤道上にあり、ほぼ真東から出てほぼ真西に沈みます。
そして「春分の日」と「秋分の日」は国立天文台が作成する「暦象年表(れきしょうねんぴょう)」に基いて閣議によって決められます。
2年後以降の春分の日・秋分の日は天文学で推測することはできますが、確定ではないのです。
毎年2月1日付で翌年の該当日が発表されます。
国民の祝日であるため、官報にも掲載され、確定となるのです。
秋分の日はほとんどが9月23日ですが、天文学的な誤差にずれで、数十年ぶりに9月24日になったり2012年は116年ぶりに9月22日なったりしました。

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お彼岸のお供え物は?

お彼岸のお供え物として真っ先に思い浮かぶのは、「おはぎ」や「ぼたもち」ではないでしょうか。
実際、昔はお砂糖が貴重だった為、おはぎやぼた餅はご先祖様へのお供えとしてふさわしいものでした。
でも、近頃では日持ちもしなくて作るのも大変なおはぎやぼた餅ではなくて、和菓子を買ってきてお供えすることが多いようです。
また、先祖供養の原点に立ち戻って考えてみれば、故人を偲ぶのには、故人の好きだったものを供えるのが一番です。亡き人が好きだった食べ物があれば、それを供えるのがいいですし、お酒が好きな故人であればお酒をお供えすれば喜んでくれることでしょう。
仏壇のあるお宅であれば、ちょっと素敵なろうそくや、香りのよいお線香などもお供えとして喜んでもらえるでしょう。

お彼岸のお供え物ののし紙は?

お彼岸のお供え物として用意する場合は、掛紙(かけがみ)の水引が黒白・または双銀、地域によっては黄白の「結び切り」を選びます。
水引の「結び切り」とは、「二度とあってはいけない、一度だけでいいこと」という意味があります。


水引の上部には「御供」もしくは「お供え」と、
下部にはフルネームを書きます。
薄墨を使うことが多いですが、特にこだわる必要はありません。
丁寧に心を込めて書いてください。

お供え物を郵送する場合いつまでに届けるか?

本来ならお寺やお宅まで行ってお供えするものですが、どうしても遠方で行けないのでお供え物を郵送したいという場合があります。
その場合、いつ頃に届くように配達日を指定したらよいのかという疑問がわきますよね。
お彼岸は、彼岸入りから彼岸明けまで一週間ありますが、お彼岸の入りにはお墓参りに出かけられるでしょうからそれより前に届くようにします。前日か前々日くらいが良いでしょう。

彼岸の意味

「秋の彼岸(彼岸会)」は、日本独自の行事ですが、「彼岸」とは、さとりのある「向こう岸」という仏教用語です。
「彼岸」にたいして、こちら岸にあたる現世は、まよいのある「此岸(しがん)」といいます。「此岸」の欲望や迷い、悩みを断ち切って、悟りの境地に達したところが「彼岸」なのです。
また、浄土教では、「極楽」は太陽の沈む西の方角にあるとして、先祖も「極楽浄土」にいると考えられていました。
「春分」と「秋分」は、太陽が真西に沈む日なので、日本ではこの「春分」「秋分」を中心に、「彼岸(彼岸会)」と呼ぶ先祖供養の行事を一年に2回行うようになりました。

まとめ

「彼岸」は、日本古来から伝わる祖先崇拝と仏教の教えが一緒になった、日本独自の重要な行事ということですね。
なによりご先祖様を敬う気持ちが大切です。

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